※2014年3月までの案内は税率5%、2019年9月までの案内は税率8%表示になります。
2019年10月以降は10%表示になり過去の記事の表示価格とのズレが生じます。予めご了承下さい。

過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2007年04月01日

ツァスタバM70


今回はみんな大好き(?)なユーゴスラビアM70系カラシニコフライフル特集!

ユーゴ内戦からボスニア紛争に使われ、海外にも積極的に輸出されている
セルビア・ツァスタバ造兵廠のライフルシリーズです。

ツァスタバ工場の邦訳は赤旗工場らしいです。
赤旗新聞(しんぶん赤旗)はツァスタバ新聞ですね!


M70系の元となるのはM64というライフルです。このM64はソビエトAK47の
ライセンス生産品で、調べても中々鮮明な画像は出てきませんがシルエットは
M70とそう変わらないようです。ハンドガードの穴も3つとM70同様です。
M64Aが固定ストック、M64Bがフォールディングストックになります。

M64/M70共にカートリッジは7.62x39mmで、以下同口径機種を基本に話を進めます。



(画像:ツァスタバウェブサイトより、以下同様 M70AB2スコープ付)

そしてM64の改良型がM70で、AKシリーズで言うAKMに相当します。
初期のM70はM64やAK47と同様の切削フレームですが、AKMと同様のレートディフェーザー
(サイクル安定化装置)が付加されていると思われます。(となるとM64はディフェーザー無し?)
又、M70の外観上の特徴として小銃擲弾(ライフルグレネード)用のアダプタとサイト
が付いており、サイトは起こす事によりピストン側へのガス流入を抑えるルート閉鎖
も並行して行います。小銃擲弾の発射には空砲を使用すると思われます。
M70が固定ストック、M70Aがフォールディングストックになります。

M70をさらにプレスフレーム化し生産性を上げ軽量化したものがM70B1です。
AKMと同様と思いきや、RPKのようなバレル基部の補強リブが追加されています。
M70B1が固定ストック、M70AB2がフォールディングストックになります。

M70A/M70AB2のフォールディングストックはAKMS同様の直銃床(バレルに対して同軸線)
になっていますが、M64Bのものは画像を確認出来なかったために不明です。
AK47S基調の設計ならやや垂れ下がった形状なのかもしれません。
M70A/M70AB2などのフォールディングストックモデルには小銃擲弾アダプタと
グレネードサイトが付加せず、AKMのような斜めカットのハイダーのみのものも
よく見られます。



(M92SMG)

M70のSMGバージョン、AKで言うクリンコフ(AKS74U等)に相当するモデルが
M92SMGです。M92は単一モデルで、AKMS相当のフォールディングストックの
もののみしか無いようです。
  続きを読む

Posted by 明日香太郎 at 01:35Gun