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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


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2007年09月22日

ヒズボラ


レバノン南部を支配する民兵組織「ヒズボラ(神の党)」。
民兵組織といっても政治的影響力は強く、軍団を「ヒズボラ軍」と言う事もあります。



(アラビア語サッパリなんで画像ミスあるかも(^^;)

日本メディアで紹介されるヒズボラは、イスラエルや国連の敵方の民兵組織として
報じられています。確かにそうなんですが、民兵というにはあまりに近代化されていて
やはり装備的には軍に近いものになっています。

上の画像も、戦闘服にヘルメット、タクティカルベストにロケット車両まで保有してます。
カラシニコフライフルをあしらったフラッグを掲げているので、ヒズボラと分かりますが
そうで無ければ途上国の軍隊より豪華なくらいですね。

ヒズボラとレバノンとイスラエルの関係はややこしいのでここでは省きます。
細かく解説しているサイトは多いので、気になる人は調べてみて下さい。
簡単に説明すると、軍事的政治的影響力が大きくなったヒズボラをレバノン政府は
どうこう出来ない状況になっており、国民に溶け込んでいるのでイスラエルと協調
して強行的に排除も出来ず動けない状態ですが、そこを国際社会から
「レバノンはヒズボラをかばっている」と非難されています。




ウッド系の戦闘服に目出し帽とライフル。あとイスラムナショナルカラーのひとつグリーンの鉢巻。
1人だけを見ると普通の傭兵や民兵ぽいですが、複数でそろえるとまさしく軍隊です。

去年のイスラエルのレバノン侵攻では、ロシア製の新型(民兵装備として)ATMで、イスラエルの
新型メルカバMk-4に100両近い損害が出たそうです。




この人もヒズボラ兵かな…?? ピースサインしてますが(^^;
ヒズボラ兵は髭を剃っている人も多いので、他のイスラム系民兵と雰囲気も違います。




軍隊的な兵士とは別に、やっぱり市民に溶け込んでいる民兵も居ます。
戦闘車両に新型装備を持ち軍隊的な用兵法を駆使する一方、ゲリラとして一般民に紛れ
込んでの戦闘もします。戦争の効果的な戦術を制限なく使用出来る強力な軍団になりますね。
行動の制限される正規兵には最も相手にしたくない相手とも言えます。




交戦中のレバノン兵。AR-15にAKにMP5。バラバラです。
右の兵士の戦闘服はロスコ(TRU-SPEC)で似たようなのがあったような気がします。
アフリカ系カモの派生なのか、ロスコのをそのまま使っているのかも。

レバノン軍はやっぱり同じ国民なんでヒズボラとは戦闘をしたくないようです。
ただ、市街テロリズムに対しては対処しなければなりません。



(以下サバゲ装具の話)
民兵装備というと民族服にAKってのが一般イメージですが、チェチェンなどの欧州系ファッション
の私服にニットキャップや、ヒズボラのような軍隊チックに迷彩服とヘルメットだったりパターンは
さまざまです。このあたりのアレンジはゲーマーさん達で色々試してみて、実際の勢力とは
違っていても雰囲気のあるスタイルというのは割と簡単に演出出来ると思います(^^  

Posted by 明日香太郎 at 11:27アラブ・イスラム装備