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2008年03月11日
ホップ押しゴム
電動ガンホップアップシステムの押しゴム。バレルに被せるように組み込む
ホップアップパッキンと、テンションを掛けるホップレバーの間に収まる
ノーマルでは外径約3㎜の中空ゴムチューブです。
これ。
長く使っていると、ノーマルの押しゴムは潰れてぺちゃんこになっちゃう
事が多く、店頭に居た頃も代用品をアレコレ試してました。
「中空だから潰れるんだ」と思い、極端な場合だと3㎜プラシャフトなどを
入れてみましたが、機種にもよりますが全然ホップが掛かりません。
結局代用品として一番無難だったのが、外径3㎜内径1㎜の中空シリコン
チューブです。ゴムチューブのようにぺちゃんこになる事はあまりないです。
今、自分のAKに入れてますが、ホップの掛かりも弾の伸びも良い感じです。
ホップパッキン自体はマルイノーマル。
ホップの押しゴムなんかで何か変わるのかと言われると、やっぱり変わります。
良いか悪いかは別として変わります。
面白いのが、同じホップパッキンと押しゴムでも機種によってホップの掛かりが
違ってくる事。私の場合、よく触る機種はG3とAKでしたが、この二つはマルイの
中でもほぼ対極にありました。
(スライド式調整アームの"しなり"が重要と思われ たぶん(^^;)
AKの場合、押しゴムを押さえているレバーが長く「ホップアップ調整機構自体の
剛性が低い」のです。
G3の場合、ドラム式のホップダイアルの直下に押しゴムがありAKに比べてかなり
「ホップアップ調整機構の剛性が高い」です。
一般的に「剛性」と聞くと、高いに越したことは無いように思います。改造関係は特に。
しかし極端な場合、内径6mmのバレルに1mmの突起がリジット(固定)であると
弾は発射されません。(極初期のコクサイのホップは似たようなものでしたが(^^;)
結局それがゴムの弾性であろうと、スプリングテンションであろうと、プラパーツのしなり
であろうと、抜弾可能な"逃げ"が必要です。
その"逃げ"の度合いが重要で、ボルトアクションユーザーの中でも
「逃げ幅が少ないほうがホップが安定する(剛性の低さがホップの掛かりを不安定にする)」派と、
「可能な限り柔らかいパッキンや調整機構全体の剛性を下げてゆるやかにホップを掛ける」派に
分かれていたと思います。
私はどちらかと言えば後者派ですが、それぞれ結果が違ってきます。
ホップ機構剛性を上げるとホップの掛かりは安定しやすくなるように思いますが、
ホップ機構剛性を下げたほうが弾の伸びが良いように思います。
このあたりは感覚的なものですのです(^^;
実質的なものですと、上記AKとG3で、シリコンチューブの押しゴムを入れた場合は
両者とも普通にホップが掛かりますが、3㎜ゴムシャフト(中空ではないゴム線材)を
入れた場合は、AKの場合まだ普通にホップが掛かり調整も可能ですが、G3の
場合は適正ホップが掛かる前に抜弾不可能なテンションに達してしまいます。
この違いは感覚的なものではありません。
AK47が発売当初から「他の電動ガンよりよく飛ぶ」というのは、このホップ機構の
せいのように思います。
(つづく)
タグ :ホップアップ