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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


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2008年06月18日

AKマガジンあれこれⅠ


元々AKのマガジンなんて金属製とプラスチック製、それに口径の違いくらいしか
知らなかったんですが、RSの56式が出た時にプレスモールドとシルエットの違い
などを知人に教えてもらい、他にも製造国や時期によって微妙に違うんだなと
知りだしたのは最近の事です(^^;

私は元来「BB弾の出るエアガン」が好きなので、実銃の歴史なんかは二の次でした。
今でも気になる事があれば調べる程度で、気にしてないところは放置です(^^;;



AKのいちばん最初のマガジンといえば、AK47Ⅰ型用に作られた通称「Ⅰ型マガジン」です。



(AK47Ⅰ型 切削のバレル基部をプレスフレームにリベット止め AKMに近い作りです)

側面が平らなのが特徴的な初期型AK用マガジン。
AK47Ⅰ型と同時に採用されましたので、これはⅠ型マガジンという名称がふさわしいと思いますが
それ以降のものはどうもライフル本体のバージョンアップとリンクしていないようですので、
一応「通称」としておきます。

英語圏では「AK47 Type1 Magazine」のような表現は無く、単純にOld Style Magazineや
Slab Side Magazine(Slab=なめらかな)表現で紹介されています。

AK47本体に関しては「AK47 Type1」「AK47 Type2」という表現で通じるようです。

ウェブの画像などでも正規軍系ではほとんど見られません。中東や北アフリカの民兵などの
ボロボロのAKにたまに付いています。

Ⅰ型マガジンはリブが無いので強度が低いのかなと思ってましたが、実物を持ってみた
ところ素材自体が厚く、かなりの重量がありました。それを軽量化しプレスモールドによって
強度を維持したのがそれ以降のマガジンなんですね。



次はAK47Ⅱ型。



(Ⅰ型のプレスフレームから切削フレームに変わりました)

先日、カラシニコフバリエーション(著:床井雅美)の写真を見直していると、AK47Ⅱ型に
56式用マガジンと同じ特徴を持ったものが付いていたので、ウェブで色々調べてみたところ
AK47Ⅱ型の画像の多くには同様のマガジンが付いていました。

大きな特徴としては、一般的なAK用プレスマガジン(いわゆるⅢ型以降)の背面の突起(背びれ)
が無い内向きスポット溶接で、マガジン下部のプレスモールドがⅢ型がマガジンを左向きにした
場合に「二三」なのに対し「二」だけです(分かりにくい?(^^;)

この外観のマガジンはロシア製AK47Ⅱ型に加えて、よく知られる56式小銃、それに東ドイツの
MPi-K(KM)に付属しているのも見られました(床井氏著書とウェブの両方で)。

通称以降この記事内では「Ⅱ型マガジン」とします。



(過渡期のAKMS?曲銃床でハンドガードなどはAK47 マガジンはⅡ型とⅢ型の中間)

また、AK47Ⅱ型~Ⅲ型と中国製56式~81式、それにユーゴスラビアM70などに、
プレスモールドの特徴は上記「二」ですが背面溶接は背びれのある外向きスポット
のものがありました。



(ユーゴスラビア製マガジン 背びれは見にくいですがプレスモールドはⅡ型に近いです)



(AK47Ⅲ型以降のマガジン 通称Ⅲ型マガジン)

それ以降のマガジンは東京マルイのAK47に付属しているものと同様のモールドが「二三」で
背面が外向きスポット溶接となり、実銃用で流通している大多数のものはこれです。
ポーランドやルーマニアなどの旧共産圏でライセンス生産されているマガジンのほとんど
はこの形状です。


(つづく)  
タグ :AKマガジン


Posted by 明日香太郎 at 12:26その他雑記