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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」
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2008年12月21日
tabuk/zastava
イラク製のカラシニコフライフルTABUK(タブク)は、ユーゴスラビア製の
M70ライフルのコピー(ライセンス)で、他のAKMクローンには無いTABUKと
M70だけの共通性を持っています。
M70シリーズを製造するユーゴスラビア(現セルビア)のZastava Armsにて
比較的最近ラインナップされたライフルにM21というのがありまして、それが
タブクのカービンに構成が非常に似ています。
(M21S 銃身だけ長いM21の短小モデル)
ガスチャンバー/バイパス部分とフロントサイトが一体化した形状で、
厳密にはパーツ自体の細部は違いますがパッケージは似たものになっています。
M21は5.56x45㎜口径で、レシーバー形状もM70の構成を引きずっては
いますが、共通というわけではないようです。
どれかというとM85/92のレシーバー形状と構成に近いように見えます。
タブクカービン。正式名称(型番)はよく分かりません。
少なくともアメリカの侵攻する2003年以前に製造されたものですが、このカービン
タイプに関してはゴールドの調度品然としたもの意外の資料が全く見つかりません。
カービンタイプ自体の製造数もごく少数(メディア露出しているのは共通の数丁ぽいです)で、
一般配備向けの黒染めまたはラッカー塗装のものは見当たりません。
普通のM70B1と同仕様のものと、ロングバレルで中空ストックの狙撃銃仕様の
ものは現在でもイラク軍や親政府民兵組織などで使用されており、製造数も多いのか
メディア露出も結構あります。
このカービンモデルに関しては、元のツァスタバよりもタブクの方が先行していたようです。
その後、ツァスタバアームスでも似たシルエットのフロントまわりを作ったとなると
まだ何かあるのかな?とも思います。
両方ともガリルあたりのデザインをパクっただけなのかもしれませんが(^^;
M21Sライフルはツァスタバのウェブサイトではここ1年くらいでアップされた新製品
だと思っていたのですが、案外色んなところの兵士や警備員(PS/PMC)が使用しています。
たぶん5.56㎜NATO使用のライフルとしては砂塵に強くて安価だとかいう
理由だとは思います。
レイルハンドガードぽいものとフォアグリップ付き。
ハンドガードの固定方法はリテーナーを使ったAKMと同様のもののようですので、
多少の調整で既存のカラシニコフ用パーツが使用できるんでしょう。
オプティカルとしてホロサイトが乗っている画像が多く、そのパッケージで
現地の兵士や警備員に貸与・支給しているのかもしれません。
アメリカ兵だと思うのですが、M21を持っています。
今になってはクラシックな井出達に見えます。3Colorデザート+ウッドランド?
イラク戦争開戦当初の徴用された州軍兵士がこんな格好してたと思うのですが、
もし数年前の画像だとすればそれ以前からM21が存在した事になります。
やっぱり時期的にZastava→Tabukなんでしょーか。
施設の警備員。この画像だけ見るとモダンナイズドされたタブクかな?と
思っちゃいますね(^^;
新生イラク政府でも武器の製造が再開されているのなら、そのうちタブクカービンの
量産型もお目見えするのかもしれませんね(^^