※2014年3月までの案内は税率5%、2019年9月までの案内は税率8%表示になります。
2019年10月以降は10%表示になり過去の記事の表示価格とのズレが生じます。予めご了承下さい。

過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2009年05月13日

ワジリスタン紛争


2001年のアフガニスタン侵攻時からパキスタン北西部で続くワジリスタン紛争。

アフガンでの掃討作戦により追われたタリバン武装勢力がワジリスタンに拠点を
置き勢力を拡大、2009年初頭にはパキスタン政府軍を交渉(?)の末同地域より
撤退させ、勢いを増しました。

09年4月下旬よりパキスタン軍が反撃を開始し、5月頭から主要拠点を含む
掃討作戦に移り、11~12日時点で多くの拠点を制圧し武装勢力を排除に
成功、今回の攻勢がワジリスタン紛争の大きな基点になりそうです。




ワジリスタン紛争にはパキスタン軍に加えて多くの多国籍軍も参加しています。

画像は米軍のハンヴィーを鹵獲したタリバン兵士。




こちらもパキスタン軍のG3ライフルを鹵獲したと思われるタリバン兵士。

パキスタンでライセンス生産されているG3も、最近のものはSFタイプの
ハンドガードが標準になっているみたいです。




パキスタンでもハイラックスです(^^ イラクでの武装トラックはアメ車も多い
気がしますが、アフガン・パキスタンあたりでは東南アジアに近いせいか
やっぱり日本車が多いです。




重機関銃を載せたテクニカル。
DshKMっぽいけどちょっと違うなと思ってたら、中国製の77式重機関銃みたいです。
DshKよりもずいぶん軽そうで運用しやすそうです(^^


そういえば武装トラック「テクニカル」の語源ですが、どうもソマリアの
赤十字社(赤新月社)の職員が誘拐され身代金を請求された時に
その費用を「technical expense (技術的費用)」として計上しており、
誘拐グループであるソマリア民兵が多用する武装トラックをテクニカル
エクスペンス、略してテクニカルと言うようになったそうです。

他にも諸説あるようですが、このあたりがソレっぽいですね(^^




RPD、RPK、RPGなどの支援火器部隊。



今回の攻撃には米軍のUAV(UCAV)も参加しており、対戦車誘導弾や
レーザー誘導爆弾にてタリバン拠点を攻撃しています。




プレデターの後継機で現在配備されているMQ-9リーパー。
継続してそのまま「プレデター」と呼ばれる事も多いようです。

プレデターがレシプロなのに対して、リーパーはターボプロップエンジン
になっており巡航速度が大幅に向上しています。

ヘルファイアⅡx4、ペイブウェイⅡx2を装備。
対空装備としてスティンガーも搭載可能だそうです。


リーパーで巡航速度300~400km/h、プレデターだと150km/h前後
で、一般的な運用高度が500~600mくらいらしいです。

それだと補足されてしまえば対空機関銃や携SAMに落とされて
しまいそうにも思います。
UAVの地上放火での被撃墜ってどのくらいあるんでしょう。



今回のパキスタン反政府軍への攻勢によって、数十万人の難民が
パキスタン都市部に押し寄せており国内はかなり混乱しているようです。

パキスタン軍および連合軍は優勢のようですが、国境を持たない
武装勢力を完全に掃討するのは事実上無理なのかもしれませんね。  


Posted by 明日香太郎 at 12:41その他雑記