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2009年05月15日
Li-Feバッテリー
リチウムフェライトバッテリー使ってみました。
リチウムバッテリーなんてほとんど使った事が無かったですし、
取り扱いが難しそうと思ってたんですが、Li-Feはその中でも特に
取り扱い易いもののようです。
私のLi-Fe充電環境はIREさん取り扱いの、
・3セル9.9V1100mAhバッテリー
・Li-Fe3セルよう充電器(11.4V 5A)
・リチウムバッテリー用バランスセンサー
です。
先ずはバランスセンサーのジャンパーピンをチェック・充電するセルの数に
合わせます。2~6セルまで対応しています。
私は今後3セルのものしか使わないと思うので、この設定はそのまま固定です(^^
そして、バッテリー側のバランスコネクタをバランスセンサーに繋ぎます。
バランスコネクタ付きのリチウムバッテリーの場合、電動ガンに繋ぐコネクタと
充電用のコネクタが別にあります。私は今回知りました(^^;
バランスセンサー単体とバッテリーを繋ぐだけで、バッテリー内の電力によって
バランスチェックが開始されます。対応するセル数のLED、今回の場合は1~3
までの3箇所が点滅して、バランスが取れれば3の箇所のみの点滅になります。
これでバッテリーセル間のバランスが取れた状態になったみたいです。
通常この工程(チェック)に1分もかかりません。
次に充電。
バッテリー、バランスコネクタ、充電器を繋いだ状態で充電器をコンセントに差します。
充電器をコンセントに差してからバランスコネクタやバッテリーを繋ぐとエラーが
出やすいので、バッテリー側から順番に繋ぐようにしています。
充電器のLEDが赤い状態が充電中です。
バランスコネクタ側からバランスセンサーを介して充電しているので、セル間
バランスを取りながら充電している事になっているそうです。
充電器のランプが緑になったら充電修了。
この充電時間が圧倒的に早いのがLi-Feの特徴です(^^
今回はRealSwordのSVDに入れて1000発ほど撃った後の状態だったんですが、
1~2分で満充電になっちゃいました。赤いランプの状態と緑のランプの状態の
写真を撮っている間に充電完了。メチャメチャ早いです。
バランスコネクタのコードがかなり細いのですが、特に熱ももたず問題なしでした。
5Aも掛っているのに大丈夫なんですね(^^;
1100mAhのバッテリーに5Aの電流ですので、おおよそ5C充電になります。
早いわけです。
充電終了時は開始時と逆手順。コンセントを抜いてから、バッテリーをバランス
コネクタから抜きます。私の場合はバランスセンサーと充電器は繋ぎっぱなしです。
実用してみてからの感想としては、かなり扱いやすいものです。
今回使ったものは固定出力の充電器ですが、逆に多機能なコンピューター
充電器の場合他のリチウムバッテリーに対応していたり、色んな電圧や
セル数に対応させたりで、取り扱いが難しいそうです。
IREさんも「使うバッテリーが決まって居るのなら、多機能型ではなく
固定出力のものが使いやすい」と言っていました。
ミニタイプではなくラージタイプのLi-Feを使う場合などは、蓄電量が多いので
もっと高電流設定が出来る多機能型があったほうが良いかもしれませんね(^^
実際に電動ガンに入れて使ってみると、9.9Vの電圧が丁度良い感じですね。
他のリチウムバッテリーの場合定圧が3.7Vのため、3セルだと11.1V
になってしまいノーマル電動ガンにはちょっと回りすぎる感じです。
9.9Vだと少し速く回るくらいです。
容量や電圧でいくとミニセルでもニッケル水素が今はかなり良いセルが
多いのですが、安全性と充電時間の速さや扱い安さではLi-Feが上回る
と思います。
安全性が高い理由として、もしトラブルを起こした場合でも酸素や水素
などの可燃性ガスが発生しない(しにくい?)からだそうです。
ニッカドバッテリーの噴き出しや、ニッケル水素バッテリーの爆発(本当に
ズパーン!って爆発(^^;)、Li-Poバッテリーのガス煙噴射などを見て
いるので、このあたりは重要です。
というか、危なくて充電中目が離せないという以前に、見てる間に
充電されてしまうのが良いところです(^^
今まで「マニア向けの特殊バッテリー」と思っていたのですが、実際は私の
ようなズボラ向けのお手軽バッテリーでした(^^
IREさんのサイトはこちら(http://www.ire-battery.com/)
今週末の奈良エバーグリーン大会にも出展予定です。
今後、繋ぐだけでセル数のチェックや電圧・電流の設定をオートでやって
くれる充電器が出てくれば、ホビー用電源としてかなり良い物になると思います。
電動自動車用としても実用化が勧められているようで、最初は「家庭用電源から
10分の充電で数百キロ走行可能」というのを見てハッタリだと思ったんですが、
1500Wフルで掛けれて、それを受け止められるシステムならあながち嘘じゃない
というか本当の事だったんだなーと思った次第です(^^;
今回使ったIREさんの3セル9.9V1100mAhスティックタイプバッテリーですが、
手元にある電動ガンでは、RealSwordのSVDとVFCのAKにはギリギリ
入りました。
一般的なミニバッテリーセルより若干太く(0.5㎜程度)、少しキツいかなという
感じです。
INOKATSU/LCTのAKにはボルトハンドルパーツの形状によっては
入れにくい場合があります。
今回は一緒に、IREさんのニッカド8.4V2000mAhのラージバッテリーと、
9.6V1600mAhのスティックバッテリーをいただいたのですが、両方とも
とても良かったです。
ニッカドラージバッテリーは安価なのに十分な瞬発力を持っていて、
セミオートのみで丸一日使っても出力の垂れが感じられませんでした。
発射数は3000発前後。ニッカドファンの人にはオススメ。
スティックバッテリーも、フルオートの回転数が極端に早いわけでも
ないのに、レスポンスがかなり良いです。内部抵抗が低いとレスポンス
が良くなるそうです。
例えば高回転重視にしたい場合などは、FireFoxやHiEnergy(今はUFCセル)
の1500mAhセルのほうが速く回っている気がします。ただレスポンスは
やや劣る感じです。
IREさんのバッテリーは、セル自体は中国製ですが中国内でかなり
厳しくチェックを掛けたものを、日本国内で再度チェックして良品のみで
組み立てたバッテリーパックだそうです。
1000個輸入したとして、製品化されるのは500~600個らしいです。
セル型のバッテリーの場合、内部抵抗や電圧・電流などが一番
低いセルのものに頭打ちになってしまう特性があるので、ひとつでも
悪いものが入ればそのバッテリーはスペック通りの性能が発揮
できなくなってしまいます。いわゆる「ハズレ」という個体です。
そこで、バッテリーパックに組み立て前のチェックが大事になってくるんですね(^^
IREさんは社員さん皆がサバイバルゲームをして電動ガンもいじっている
ので、よりユーザーに近い視点での商品開発をしています。
ユーザー視点に近いということは、ネットや業界で話題になって
いるものがヒョッコリ製品化されるという事も期待出来ますね(^^