※2014年3月までの案内は税率5%、2019年9月までの案内は税率8%表示になります。
2019年10月以降は10%表示になり過去の記事の表示価格とのズレが生じます。予めご了承下さい。

過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2009年07月13日

電動ガン整備(?)


ウェブでトイガンの事を調べると、なんとなく「分解整備まで自分で出来
ないといけないのかな?」と思う方も居られるかもしれませんが、そんな事はありません。

ウェブサイトやブログで情報を発信している方はホビーへの取り組み方が
他の方より熱心なだけで、実際はほとんどのユーザーが自分では分解整備を
しません。


今回はそんな方でも出来る簡単な整備。

「そんな初歩的な事!」と思うかもしれませんが、トイガンの中身に特に
興味の無い方が陥るポイントでもあります。


クルマで言うとオイルと空気圧チェック程度です(^^




今回のテッポウは電動ガンのMP5SD6。

また「なんとなく調子悪い」という症状です(^^


放置期間が長く数年間動かしていないとの事です。




一応作動はします。0.2gで68m/sはちょっと低いかな?程度です。

遊ぶ分には問題ない初速ですが、何かのトラブルで低下しているのなら
今後使用しつづけると破損するかもしれません。


まずはバレルクリーニング。

東京マルイ製品に付属しているクリーニングロッドが最も使いやすいです(^^

クリーニングペーパーはただのキッチンペーパーです。
ここでティッシュなどを使うとちぎれやすく、ちぎれたティッシュが弾詰まり
の原因なってしまったりもします。

キッチンペーパーにも色々あって、強いものと弱いものがあります。
私は近所の関西スーパー(ローカル?)で2本100円くらいのものを
使っています。破れにくく厚さも丁度で便利(^^




汚れてますが、特に酷いわけではありません。

全くバレルクリーニングをしない人というのもたまに居まして、そういう方の
エアガンの銃口通しをするとクリーニングペーパーがすごい事になります。
黒緑色?みたいな(^^;

そんな場合はクリーニングだけで5m/sくらい初速が戻る事もあります。

大半のBB弾にはワックスが掛かっていて最低限の潤滑がそれで
行われるので、かなり銃身内が汚れた状態でも使用出来てしまいます。



電動ガンの不調の最も多い理由はチャンバーパッキンのオイル切れと、
時点でシリンダーグリスの潤滑不良です。

今回もたぶんシリンダーだろうと目星を付けて…。



もう面倒なので、分解無しでいきます(^^;

画像はシリコンオイルスプレーのノズルを熱で曲げたもの。
これで給弾口から直接シリンダーに給油します。かなり荒業です(^^;;

本当はグリスとオイルの混合は増ちょう材の関係もあってあまり
ヨロシク無い(逆にトイガンレベルではそれほど悪くもない)のですが、
オイル潤滑だけでも数万発くらい平気で撃ててしまうので今回はやります。

噴射は3秒くらい。すごい量です(^^;

本当はメカボックスをバラして洗浄後グリスアップが良いんでしょうけど…。



次にモーターのコミュテーター。使用後の電動ガンを数年間放置すると
コミュテーターのブラシと接する部分がサビて通電しにくくなります。
モノによっては全く動かない場合もあります。他の電動玩具でもよくある事です。

今回はなんとなくレスポンスが悪いなりに動いたので、フルオートで
しばらく作動し続けてみました。500~1000発くらい?です。
シリンダーに大量に注したオイルを飛ばす意味もあります。

作動させる事によってコミュテーターの接触面を研磨しているわけです。

これも本当はモーター単体で空回しさせて、パーツクリーナーなどで洗浄
したほうがいいんでしょうけども、今回は非分解整備の方向で。



作動もだいぶん良くなってきて、シリンダーの余剰オイルも飛んだで
あろうところで、バレルとチャンバーをもう一度クリーニングします。

シリンダーから出たオイルで結構ベッタリです。


そこでもう一度弾速チェック。ホップ状態は整備前後でほぼ同じです。



だいたいノーマルくらいに戻ってきました(^^

初速が低かったという事は、潤滑不良でピストンの前進速度(とタイミング)が
遅くなっていたということです。なので調子の良い状態では問題無いような
軽い弾詰まり症状でもタイミング不良(いわゆるピストンクラッシュ)を起こして
しまうかもしれません。


特に破損している風でも無ければ、整備なんてこんな事で済むのがほとんどです。

「もっとキチンと!」と思えば、専門店に相談に行くのが良さそうです(^^



ミリタリーホビーでも「サバイバルゲーム」「ガンコレクション」「装備コレクション」
「トイガン改造」など多肢にわたるジャンルがありますし、皆が全てをカバーしている
訳ではありません。

サバイバルゲームは砂ホコリやゴミの影響をトイガンが受けやすく、こういった
トラブルも起こりやすいんですが、「サバゲはするけどトイガンはいじらない」と
いう人もかなり多いです。

NAMやWWⅡなどのヒストリカルに参加される方は、BB弾を発射する事自体
はじめてなんて場合もありました(^^;
「装備コレクションはするけど普段はサバイバルゲームはやらない」という方ですね。



冒頭のようにクルマやバイクを引き合いに出せば、たとえば原付で
タイヤぺちゃんこのまま乗っている人のものを、適正空気圧に戻して
ワイヤー類を張ってやるだけでも「すごい調子良くなった!」と感じて
もらえたりします。


簡単な事かもしれませんが、端々まで気が付くヘビーユーザー以外の
方はやっぱり多いです。

周りで困っている方が居ましたら、自分には「ちょっとした事」と思うことでも
その方には「なるほど」となるかもしれないので、是非声をかけてあげてください(^^

今回の整備方法はやや強引ですが(^^; 




・・・

私は電動ガンのメカボックスをいじるのが大好きだったんですが、やっぱり
長く続けていると「飽き」は来るもので、自分の電動ガンでも最近は問題が
無ければほとんど分解整備はしません。

「昔は結構イジってたんだけど~」という方は多いはず!(-ω-  


Posted by 明日香太郎 at 01:40その他雑記