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2011年12月13日

シリア騒乱激化


シリアの反体制デモ隊と、政府軍との衝突により
犠牲者の増え続けるシリア騒乱。

反政府軍であるFSA(自由シリア軍)の政府軍施設への
攻撃も始まり、内戦状態となって来ました。




FSAの掲げるフラッグ。

現政府のシリア国旗は上から赤・白・黒に緑の星印。

FSAは緑・白・黒に赤の星印になります。


FSA構成員の多くは、自国民に対して銃を向ける事に疑問を
持ち、政府軍から離反したシリア兵です。




FSAの武装は、シリア軍離反者が持ち出した軽火器が中心になります。

AK47/AKMなどの大口径AKクローンと、AR系ライフル、
他にG3、FALなどの7.62x51mmライフルなど。




元兵士ではない民兵は、おもに散弾銃などの猟銃で武装します。


反体制派の主張はあくまで民主的な問題の解決ですので、
FSAを構成する武装要因には市民を守る場合にのみ武力を行使
するとしています。

ただ、現政権の転覆を狙っている以上、主張にはやや矛盾が生じます。




今年に内戦の後、反体制派が勝利したリビアの現政権である
リビア国民評議会より、シリア反体制派に向けて数百人の
兵士を派遣したという話もあります。

国家主導であれば重大な内政干渉になりますし、ローカルレベル
の義勇兵だとしても傭兵を禁止する国際法に抵触します。


反体制派は、早急に対応すべき人権的な問題が発生している
ため、解決のために他国軍の介入を要請しています。

それに対し、国連の動向はいまだ決まっていません。




反体制派の武装勢力は現在3万人近く集まっており、政府は
反乱軍に対し空爆を決行する可能性も示唆しました。




12日には地方議会選挙の投票が行われましたが、市民の多くは
それをボイコットし、投票率はかなり低いようです。

シリア軍・治安維持部隊が投票を強制しているという噂もあり、
先んじて武装蜂起したFSA以外の中立を保っていた市民にも
政府に対する不満はつのっています。


シリア政府は反体制派の発するほとんどの声明を否定していますが、
旗色はかなり怪しい状況です。  


Posted by 明日香太郎 at 11:05中東・アフリカ