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2008年10月18日

モスカート30/60P

モスカート30/60P
新型モスカート「30P」「60P」を買ってみました。

新型といっても1年以上経ってますが、前から気になっていました(^^;


モスカート30/60P

見た目もちょっと変わりました。

長さが9mm短くなったそうで、実物40x46㎜カートリッジ(標準型)の
ポーチにぴったり入るそうです。前のは結構キツキツ?だったとか。

ケース部分がグリーンになりました。これもそれほど派手ではないのでOkでしょう(^^



モスカート30/60P

基本は3ピース。ケースの中にカラーが入ってますが、はまり込んでて
逆さまにしてもなかなか出てきません。

バルブはプッシュシア部分とボールベアリングがアセンブリ化
していてバラけません。

弾等部分も表面に段差が出来ています。



モスカート30/60P

新型で大きく変わったバルブ部分。

構造で見ると、ボールベアリングがはまっている穴の上下をカシメて
ベアリングが脱落しないようになっています。ベアリングが外に逃げないという
事はプッシュシアと中のスプリングも脱落しません。整備時にバラけずにこれは便利!

カシメも少し歪ませてあるだけなので、あまり無理にプッシュシア部分を引っ張る
と変形しそうですが、通常の取り扱いでは大丈夫そうです。

モスカートの大陸製コピー品は多いですが、この工作精度は
コピー品で模倣しても機能しないかもしれませんね。


また、ボールベアリングが4mmになって耐久性がアップしています。
以前の3㎜もかなり使いましたが、どうにもならなかったので従来品でも
問題は無いと思いますが。

プッシュシアを押してバルブをリリースするテンションがやや高くなっています
が、これはたぶんベアリングが4㎜になったせいで摩擦が大きくなったためかな?
と思うのですが、どうでしょう。

私の使っているM69A1はハンマー(バルブノッカー)の作用点が支点より
遠く、トリガーバー(力点)との位置関係上トリガープルがやや重いので、この
30/60Pのバルブ開放テンションは少し心配でしたが、ほとんど問題ありませんでした。
むしろ暴発防止には役立つ程度の絶妙なテンションだと思います(^^


バルブの機密用Oリングは共通だと思うのですが、Oリングがはまる溝は
以前はバルブ内側(ガスタンク内部)方向の縁(へり)が少し低く、時々Oリングが
脱落してしまったのですが、今回のものは少し高くなっているようです。安心。

また、バルブ内側にデッパリが出来ていますが、これはたぶんガスが
それぞれのバレルにキレイに流れ込むよう、整流する役割を成しているん
じゃないかと思います。液化状態のフロンは当然下に溜まりますので、下側の
バレルは気化が追いつかず効率が悪くなりがちに思えましたし。

もしくは、ガスタンク容量を減らしてパワーを下げるためかなとも考えましたが、
タンク容積が小さいほど急激な圧力変化をしやすくなるので、違うかも(^^;


海外製でモスカートをコピーしているものはまだマシですが、オリジナルの
バルブ機構のものはバルブ開放テンションがかなり高いものが多く、M69A1でも
トリガーを引いての発射が困難なものもありましたし、モスカート使用機種で多い
キャスト製のキットモデルなどでそれを使うとトリガーやトリガーバーが破損する恐れ
があります。



モスカート30/60P

弾頭部分。

以前の6バレル24Pでは側面だったリリースバルブが先端に来ました。
このリリースバルブも、作動圧力がずいぶん下がっていると聞いていましたが、
それほどでもありませんでした。30/60Pでだいたい8~10気圧くらいだと
思います。(手元のゲージが不正確なんでだいたいです(^^;)
以前のものはたぶん15~20気圧くらいで作動していました。

改正銃刀法での準空気銃枠規定のガスソースのものは、ガスが35℃での
作動&測定を前提にしていますので、フロン134Aや152Aの場合は約8気圧
となります。この35℃8気圧というのは、エアゾル缶規格(放出バルブ付き
ガス缶規格 ガスガン用フロン、ヘアスプレー等全般)の「35℃で0.8Mpa(約
8気圧)」という規定に合わせているものと思われます。

その8気圧前後で作動するバルブですので、法定内温度での使用の場合は
問題なく、夏場屋外放置などして高圧になると勝手に抜けるという、ものすごく
法に順守した機構と言えますね(^^

CAWさんは以前からこのあたりはシビアに製品開発をしておられますので、
こういう安全対策を改悪(パワー的にはそうですが)とひとくくりに言って
しまうのも安直です。
モータースポーツしかり、条件が厳しいほど技術は進歩するのです(^^


弾頭外側にも段差がいくつか出来ています。なんかディテールアップの
ための飾り細工かなと思ってましたが、この真ん中くらいにある段差は
チャンバーに装填した時のガタを押さえるものなんじゃないでしょうか。
私のM69A1も銃口方向に向けてややテーパーで細くなっています。

モスカート30/60P

以前のものよりタイトに装填出来、これだと銃口方向とカート方向の
ズレ(ランチャーの中でカート先端がタレる)が少なくなりそうです(^^

それでも、一部の機種でキツくて装填出来ないという話も以前聞きました。
一長一短ですね。


そんでもって、ネジ部分近くの段差。

モスカート30/60P

この部分。BB弾をくわえるOリングよりひとつ先端方向の段差。

形状としてはこれがかなりキモですね。ケースに弾頭を閉めこむ際に
以前のものはケースの底に当たるまで締めこんでいました。そのときに
個体差のせいか、ものによってはネジピッチの最後を超えてねじ込んで
しまい噛み込んで弾頭が外れなくなってしまうものがありました。

モスカート30/60P

30/60Pは、この弾頭側面の段差とケースの縁が締め込み面となるので
締めこみすぎでの噛み付きの心配は少なそうです。

ただ、少し緩みやすく何度か撃っているといつのまにか緩んでいる事がありました。

それでも噛み付いて外れないよりははるかにマシです(^^



モスカート30/60P

発売より1年遅れのレポートになりますが、このフルモデルチェンジモスカートは
かなり良い感じです。この新型機構で8㎜の再販をお願いしたいところです。
ASGKの場合は口径関係なく0.8J誤差0.1J規定のようなので、難しいかもしれませんが。

今のところこの新型ユニットバルブと弾頭形状になっているのは30Pと60Pだけのようです。

168Pは、旧180Pをエクステンションバレルを使用出来ないようにするための再加工品の
ようですし、新バルブ搭載のBBシャワータイプも早く出たらいいなと思います(^^


そういえば海外トイガン事情では、40㎜ランチャー規格(旧JAC規格?)のガス
カートリッジの総称が「BB Shower」というんですね(^^; CAWさんの商品名の
はずですが、まさにぴったりの語呂なんで海外でも定着したんでしょうね。







明日香縫製雑貨店

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Posted by 明日香太郎 at 11:36 │その他雑記
この記事へのコメント
初めまして。ここのカミースを買ってゲームで愛用しています。
私はM79を使用していますが、旧型と新型のモスカートって随分違うのですね。新型のモスカートは56式チェストリグの横の小物入れに入ります。
Posted by エルダム@弾丸男 at 2008年10月18日 20:46
こんにちは。

56式チェストリグのポケットにも入るのなら、短くなった甲斐はありますね~(^^
モスカートは初期から見ていますが、新しいものがやっぱり洗練されている感じです。
Posted by 明日香太郎明日香太郎 at 2008年10月20日 12:14