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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」
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2009年05月29日
南カフカス民兵
前回のつづき、コーカサス南部の民兵。
この画像の人たちは民兵といっても戦闘を主とする武装勢力ではなく、
自衛用に武装した遊牧民のような感じです。
チェチェン・コーカサスでの民族衣装は、アフガニスタンのカミースのような
膝丈くらいまでの上着をよく見かけるんですが、南側に隣接するトルコ・イラン
からは一般的な民族衣装もズレてきて、アラブ圏であるイラクではくるぶし
ほどまである長いシャツになります。
左の人はシャツの裾をパンツに入れています。山岳部では
こちらのほうが動きやすそうです。
クルドの武装勢力もこのような着こなしが多く、基本的な服の構造は
あまり変わらないようです。
山岳部で気温も低く、セーターやジャケットを羽織っている事が多いようです。
パコールのカタチも上面が広く丸みがあって柔らかそうな独特なものです。
そもそもこれも「パコール(もしくは近い音)」という名称なのかも分かりませんが
基本は同じようです(^^
巻き上げ部分をキレイにクルクルするのは難しいですが、ラフに巻き上げ
た被り方も割と普通みたいです。
あとはターバンや防寒帽、左の老人は防寒帽の上にパコール?(^^;
ずいぶんボリュームの小さいパコールです。ベレー帽っぽい斜め被りが
ちょっとオシャレ?
ライフルのストラップやズボンの紐がカラフルだったりと、生活圏の外
から入ってくるスタイルやアイテムがチラホラ取り入れられています(^^
ずいぶん天面の広いパコールです。それにシームレス構造に見えます。
織物ではなくフェルト地(圧縮生地)で作って、被ってるうちにこなれて
しまったのかもしれません。
被り物は西洋風の帽子なども様々です。
最初の画像のシャツをパンツに入れている人。
ピストルは… なんでしょこれは?(^^;
あとペットボトル水筒です。ペットボトルは軽量でかなり頑丈ですし、
遊牧民の水筒としては丁度いいのかもしれません。
なんとなく「折角自然に近い生活しているのに、ペットボトルでは
雰囲気が…」と思わないでもないですが、現地の人には今までに
無い便利アイテムなんでしょうね。
コーカサス地域では北側では民兵の装備でも、住民の生活スタイル
でも随分ロシア的なものが取り入れられていますが、南側は中東系の
様相が強いです。
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Posted by 明日香太郎 at 09:56
│アラブ・イスラム装備