※2014年3月までの案内は税率5%、2019年9月までの案内は税率8%表示になります。
2019年10月以降は10%表示になり過去の記事の表示価格とのズレが生じます。予めご了承下さい。

過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2008年03月28日

RT-20


20mm対戦車ライフルRT-20。



歩兵用軽火器としては最も強力なもののひとつです。


5月号のCM誌の高部氏「ジャッカルスクール」にて、氏が所属していた
傭兵団に配備されていたと書かれていました。

すんげーモノが配備されてる傭兵団だなと思ったら、クロアチア製のライフル
なんで、高部氏の所属からすればご当地アイテムだったんですね(^^;

ユーゴ内戦では積極的に運用され、成果も上がっていたようです。




RT-20は20x110mm弾薬を使います。マガジンは無く、装弾数は1発。
第二次世界大戦時より使用されていた対航空機用カートリッジです。

WW2初期には「20mm対戦車砲」なんてのもありましたが、すぐに戦車の
装甲が厚くなり、主力の砲の口径も30mm以上になりました。
20mmクラスのものは対空用(機載・地上ともに)として残りました。

重量はフル装備で約20kg。軽火器としてはかなり重い部類です。




20mmクラスのカートリッジの反動を抑えるために、発射ガスを後方に噴射して
います。無反動砲と同じような原理です。

最大射程は2kmほどで、これは12.7mmクラスのライフルに比べても、それほど
秀でてはいません。「20mm!」というと、口径比などからも通常のラージボアライフル
より数倍の弾速と射程というイメージですが、20x110mmはそのカートリッジ長の
とおりライフル弾をそのままスケールアップさせた弾薬ではなく、弾頭重量と弾頭
内スペースを稼いだカートリッジになります。そもそも「銃弾」ではなく「砲弾」です(^^;

弾頭はAP(徹甲弾)とHE(榴弾)があり、ともに対装甲車両用です。アルミ装甲の
兵員輸送車などにはかなり脅威になりそうです。
元々あるAA(対空)カートリッジも使えるようですが、単発ライフルで現代の
航空機を射撃するのはかなり無茶です。


RT-20は大きく重過ぎると思いますが、榴弾を使えてかつある程度の距離(500mとか)で
ソコソコの精密射撃が出来る軽火器なんてあったら良いと思います。
OICW規格の20mmランチャーがそれに相当するのかな?

トイガンではさすがにモデル化しにくいクラスです。もしモデル化しても、威力や
射程距離で差異を図れないので、サバイバルゲームには文字通り「無用の長物」
になっちゃいますね(^^;

  
タグ :RT-20


Posted by 明日香太郎 at 09:33Gun