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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2008年07月05日

ガンケース試作


ガンバッグ試作してみました。

ものづくりの原点、「自分が欲しいもの」です(^^




上がEAGLEのもの。下が今回作ったもの。

同じ生地で、厚手クッション入りの四角いケースなので見た目は似ちゃってますが
生地取りや縫製工程は違っています。

大きさは約80x20㎝とガンケースとしては小さめ。

ですが、マチ方向を含めた全ての面にクッション材が入っているので保護性は高いです。




中にはAKSが2丁とマガジンが1本づつ程度は入ります。かなりギリギリですが(^^;
AKSが2丁ってのは想定外だったので、もう5㎝短くしてもいいかも。

AR-15の場合は10.5~11.5インチサイズが丁度ですが、光学サイトが付いていると
入りません。素AKSに的を絞ったバッグです(^^;




メインスペース以外の収納は、内側のジッパーの部分のみ。外側にはポケット無しです。
内側スペースは、ガンケース長と同じなのでクリーニングロッドなども入ります。

側面のクッションが外側に硬質、内側に軟質の二重使いなので、クッションも効かせつつ
曲がり方向への剛性もある程度稼いでいます。
無理やり曲げないかぎりクリーニングロッド(プラ製の)なども折れにくいと思います。




AKS2丁とそのた備品を入れて閉じた状態。キーボードケース程度の大きさに
AKが2丁入っているようには見えません。それでも十分なクッション性は維持しています。
ですが80x20㎝程度のサイズで合計10kgはかなり重いです(^^;


材質はコーデュラ'1000dで全面表向き生地使い、内部ポケット内側は'420dナイロン生地、
縫製はバッグ剛性に関わる部分は全て2重縫い、ジッパーはYKKと、EAGLEに
負けてない仕様です。たぶん10年は軽く使えるでしょう(^^

見た目で出来るだけ鉄砲が入ってるように見えない感じにしたかったのです。
なので、外側ポケットなども全部廃止して「多機能バッグ=ミリタリーテイスト」的な雰囲気も
無くしてみました。




フラッシュハイダーとプラスチックストックがかさ張るAK74Mの場合は2丁入れはちょっと
キツいです。無理やり入らない事はなさそうですけども。

全長5㎝ダウンでもAKS74入りそうです。製品版作るなら短くするかも。
クリンコフ用ですとAKSサイズからマイナス25㎝くらいぽいですね。

価格はEAGLEガンケースの米ドル価格くらいにしたいですが、材料費と
工程で結構行ってしまいそうです(-ω-



(おまけ)

所属チームのうの吉隊長もなにやら試作中です。




これに加え、樹脂成型担当がもう半分を作ります。最終的に私も一部分作ります。

なにが出来るんでしょう(^^  


2008年07月04日

ロシア止血帯入荷


ロシア製の止血帯が入荷しました。




商品名 : ロシア製止血帯
販売価格 : 2900円


なんか知ってるカタチと違います(^^;

いつもの赤いゴムバンドの方は、アフガン時代からごく最近まで作られていたそうですが
今はもう製造が中止されてるそうです。そんでもってこれが代替品。

同じ物品ルートのものがこれに入れ替わっていたので、ロシア軍もそのうちこれを
使うようになるんでしょうか。

米軍特殊部隊系ファンの人は、実際の兵隊さんが使うより先に最新アイテムを
ゲットしたりしますが、ロシアファンはヒストリカル(過去戦)ファンの人が多いので
あまりそういう風潮は無いですね(^^;




ひろげるとこんな感じ。

ホックではなくゴムひもで結びます。案外頑丈で中々切れそうにありません。
新品なので当然切れてもらわれると困るんでしょうけども(^^;

それと、表面に滑り止めのボコボコがあります。ゴムも摩擦も以前のものより大きいです。

あと、相変わらず臭いですね。前のもののように保存用のオイルでベッタリという
わけではありませんが、ゴム臭は結構します。




ストックに巻いてみました。



昨日紹介させてもらったウォッカですが、とりあえず今回限定で販売します。
もし次に取り寄せをお願いされてもお断りするか、すごく高くなります。





商品名 : カラシニコフ ウォッカ ライフルボトル
販売価格 : 78000円(国内送料込み)

AKのフルスチールコンプリートが買える値段です(^^;
経費+赤字が出ない程度の利益でこんなんなっちゃいました。
店舗経営されている方や、事務所を持っておられる方には、置物としてオススメ(?)

ODの木箱の上に同メーカーのダンボールケースがかぶっています。
ダンボールケースは外箱でして、ロシア流通中のキズやテープ跡などがありますが、
一応それも商品としてさらに外側を梱包して送らせてもらいます。
内側の木箱もキズや塗装剥げがチラホラあります。とても高額商品には見えませんが
一応ロシア販売業者から個人の手に渡る事なくストレートに商品として来たものです。

酒販法にはスポット販売のために抵触しないようです。近年緩和されたみたいですね。  


2008年07月03日

カラシニコフウォッカ


カラシニコフのウォッカが来ました。




カラシニコフまるだしです。




開けると、ウォトカ!とか書いてます。カラシニコフとも。
グリーンの木製ケースにカラシニコフって、やっぱり怪しいですね(^^;




木箱を開けるとライフル型の瓶が入ってます。フタの裏側にもカラシニコフをアピール。

フロントサイトがキャップになってますね(^^




酒瓶としてはデカいですが、1/1ってわけではなかったです。電動ガンボーイズくらい?

AKMとの比較。




これはもうディスプレイ用ですね…。というかそういう目的の商品みたいです。

値段がお酒としてはかなり高いので、ちょっと味見というわけにもいきません。

味見用に通常ボトルのも欲しいです。




ドッグタグみたいなのにシリアルナンバーが打ってありました。
トータル13000本?というと実銃よりかなり少ない生産数です。




ラベルも彫刻とかではなくプリント。全体的に高額になるクオリティではありません。

ですが、カラシニコフ氏の老後の生活費へのカンパと思えば、それはそれで(^^
こんなのは企画屋の中間マージンすごそうですが、5%くらいは権利者に行くんでしょうか。
ロシア国内上代10000ルーブルとかするので、向こうでもかなりの高額商品のはずです。
一般的な大瓶ウォッカの20倍の値段です(^^;

アルコール度数は40%でそれほどではありません。ちょっとキツめの焼酎くらい。

はたしてこれは美味しいのか??飲用に通常ボトル頼もうっと(^^;  


Posted by 明日香太郎 at 10:42その他雑記

2008年07月02日

コンスタンチノバ銃器





RPKマシンガン。RPKといっても「ルチノイ・プレメッツ・コンスタンチノーバ」でRPK。
形式名(試作名?)は2B-P-40だそうで。

1950年代の試作銃で、おおよそカラシニコフの機関デザインを踏襲したものです。

DPマシンガン(縦置き上面)→DTマシンガン(縦置きダブルカアラム上面)
→2B-P(縦置きダブルカアラム下面)と進化していったんでしょう(^^




丸いのは昨日の記事でRPK用半月マガジンと並んでたものです。75連発。
下の2本もAK用マガジンと外観は似ていますが互換はしないようです。

長いものが40連型でRPKと基本的に同じですね。
短い方はスチール製ですが4重列マガジンで75連発。

この資料も古そうですし、銃自体もかなり古いものなのでもしかすると
4重列マガジンの元祖はこれだったりして(^^;




こちらは高さを抑えた4重列型30連マガジン。この低さは画期的!?
長いほうは比較のためのAK47/AKM用マガジンのようです。

2Bシリーズの銃器の開発者であるアレクサンドル・コンスタンチノフがデザインする
ものは、銃自体はパッとしない(今回調べるまで見たこともなかったです)ようですが、
マガジン機構に色々コダワリがあったように見えます。




2B-A-40ライフル。
2Bが試作コード、Aはアブトマット、40は年号ではなくこちらもたぶん試作コードのようです。

これが一番最初のもので、たぶん1950年代中盤には完成していた様子。

7.62mmの30連発マガジンが基本で、この時期に開発されていたとなると
AK47→AKMへの変換に合わせていたのかもしれません。
試作モデル全般でAKとマガジンの互換は無いようですが、もし正式になれば
互換させていたんでしょう。




2B-P-40マシンガン。Pはプレメッツ(機関銃)でしょうね。1956年の試作モデルです。

試作モデル自体はRPKより先なんで、これも小銃とマガジン互換をする分隊支援火器
規格の一環だったと思われます。結局はAKM+RPKが選ばれたようですが。

2B-Aに比べてレシーバーの仕様が違います。強化されているぽい??




2B-P-30マシンガン。なぜかモデルナンバー下がってるのに2B-P-40より後年の57年。

こちらは2B-Aとレシーバーは共通のようですし、ストックとバレルにバイポッドくらいの違いです。
AKMとRPKの仕様の違いに近いですね。

上の縦置きドラムを提出して「これはないな」と一蹴されたので、普通のスタイルにして
再提出したんでしょうか。怪しいのはこの画像のマガジン根元の影。もしかしてこれって
この記事の上で紹介した4重列75連マガジンなのでわ(^^;
歴史の表舞台に出てないって事は案の定却下だったんでしょうね(^^;;




オートマチック狙撃銃計画にも参加していたようす。これもほとんど見た事がないので
無かった事にされているのかも。モデルナンバーは調べが付かなかったですが、名称としては
SSVK(コンスタンチノフ試作狙撃銃的なロシア語(^^;)みたいな感じです。たぶん。

口径はどうも7.62x39mmのようで、54Rではない感じです。試作品は1959年製。

2Bシリーズはガスピストン式でもリュングマン式(AR-15系)でもなく、ただの反動利用
ブローバックっぽいですが、これはAKやSVD同様のガスピストンに改められているようです。

ストックデザインはSVDよりモダンでヨーロピアンな感じがしないでもないです。
他の部位は正直野暮ったいです(^^;




5.45mmライフルCA-006。

ベースは2B-P-25マシンガンだそうで、上記P-30もそうですがコンスタンチノフの銃器は
新型になるほどに数字が下がるという謎のナンバリングをしているぽいです。

レシーバーもAKMに近いものです。「わけのわからん仕組みにせず、頼むから箱型プレス
レシーバーにしてくれ」とでも言われたんでしょう(^^;

よく見るとAN-94と同じカウンターピストンが入っているようなパイプがあります。
反動抑制のためのギミックがどうとかという記述もあったので、同じ機構を有した
試作モデルなのかもしれません。そうだとしても正式の座はニコノフに取られてますね(^^;




5.45mmマイクロカービンAEK-958。これも2Bシリーズの系譜のようです。

時期的にはたぶんクリンコフの後釜を狙ったようですが、カービンはAK100系(104とか105など)、
SMGはバイソンと分かれてしまって、結局中途半端で終わったようです。


50年におよぶ開発レースにてほぼ全敗の不遇の銃器デザイナー
コンスタンチノフ先生をこれからもよろしく!



今回の記事は実はドラムマガジンや変な形式のマガジンの続きを書こうと思ってまして、
ウェブで調べもって書いてたんですが、このコンスタンチノフ銃器シリーズがあまりにも
面白かったので差し替えになりました。なので記事の切り口はマガジンから入ってます(^^;

変なマガジンシリーズはまた後日。  


Posted by 明日香太郎 at 12:10Gun

2008年07月01日

AK多弾数マガジン


マガジン画像収集が止まらなくなって、先週紹介(転載)させてもらったもの
以外にまだ変なのが色々あります。どれも検索エンジンで出てくる程度のものです。

今回はドラムマガジンなどを含めた多弾数マガジン。一般的なRPK用40~45連までを
普通のマガジンとして、それ以上の変な仕組みのを取り上げてみます。




AK74用60連マガジン。画像すらごく少数かと思ってたんですが、キリル文字圏のウェブでは
結構ありました。そこそこ普及しだしているんでしょうか。

AKS74にはGP-25。やっぱりGP-30より25のがいいですね(^^




兵隊が持ってる画像。雰囲気からして試射か運用テストっぽいです。実戦ではまだNG??




ジャムったようです。




5.45mm60連マガジンと、うわさの半月マガジン(^^; どうも75連らしい…?
たぶん左右に少しひねらせて装着し、底のフックをマズルに引っ掛けて固定します。
「このマガジンはコラージュだ」という話もよく聞きますが、まあ実在するみたいです(^^;;

上の縦型ドラムマガジン(DT機関銃逆付けみたいなの)は、コンスタンチノーバ機関銃とか
いうカラシニコフ風の試作モデル(?)のマガジンのようです。これは後日。




左はロシア型の75連ドラムマガジン。右は中国製の75連ドラムマガジン。
中国製の外観はRPD機関銃のものに似ています。RPD用マガジン(アモボックス)は
実物が安価で売られているので(シカゴさんとかで)、それを改造したものは
中国製ドラムマガジンの代用品としては使えそうかな…?




中国製ドラムマガジン比較。右はやっと画像を見つけた100連型。デカイ!




背面を開けてスポスポと弾を差し込み、閉じてからスプリングを巻きます。
まさにトイガンユーザーのイメージする「多弾数」って感じの仕組みですね(^^




中国も4重列マガジンを考えたようです。
でもこのイラストだとフォロアーが上まで行かないですよね(^^;




出来たものがこれ。スチール製!(゚ロ゚ 妙にゴツいし重そう(^^;




中身はほぼ同じようです。2個のフォロアーが合流して噛み合う感じ。
ロシア製のものも、スペクターのマガジンも、C-MAGもだいたい同じです。
どうもパテントがあるらしく、それを正式に押さえているのがC-MAGのようです。


次回はAK風だけど普通には互換しそうにないマガジンです。  


Posted by 明日香太郎 at 11:47その他雑記