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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


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2009年12月25日

AKインナーマグウェル


INOKATSU / LCTのAK用のインナーマグウェル、最初のサンプル
から1年くらい経ってますがなんとかカタチに出来そうです(^^




キャラメルではありません(^^;

AKファンには見慣れた赤茶色。ベークライト製になりました(^^

表面のザラザラはベークライトの中に心材として入っている布の目です。
ベークライトの心材として紙やウッドチップなどを入れたりするのですが、
ここはその中でも高強度な布でいくことになりました。私が繊維屋ですし
多少関連性も出るかなと(^^;


また、サンプルのものはイノカツ~LCTまでのAKに対応させて
いましたが、一部ガーダー時代のフレームには付きませんでした。

そこを改良し、ほぼ全てのイノカツタイプレシーバーに無加工(たぶん)で
組み込み可能!になりました(^^

一応手元にある数個のレシーバーには入っています。




ベークライト製になったのは、RS製56式マガジンや実物然とした
マガジンリップ前方がスチール製のもを使用するとABSやPOM、ナイロン
などではどんどん削れて行くんじゃないかと思ったためです。

また、樹脂の弾性でなんとか押し込む部分もあるので、アルミや
スチールなどで製作してしまうと、組み込みが困難になってしまったり
という心配もありました。

結果、ホビーベースでは一番高価な素材になってしまいましたが、
なんか「ベークライト製」ってのがいい感じなので良しという事で(^^;




イノカツとLCTのレシーバーでチェックしてたんですが、たまたま
ひとつだけガーダー時代のAKSレシーバーがあり、それに組んで
みようと思ったところ内側の出っ張りにつっかえて入りませんでした(^^;

そこで急遽形状変更。ギリギリです。


マガジンハウジング内のスペースは、ガーダーが一番狭く、イノカツ→LCT
になるにつれて少しづつ前方に広くなっていってます。これはハウジング
の内側だけでなく前部マガジンキャッチもでして、ガーダー時代にあった
一部マガジンの相性問題に対応するものだと思います。

現状ほとんどの市販マガジンで問題無いのですが、私の持っている「LCTに
ピッタリ合わせて加工したマガジン」の場合、ガーダーには入りません
でした(^^;




組み込みはパーツを前側に引っ掛けるように押し込むだけ!

これで前部マガジンキャッチが2段になっていて、クイックローディングに
向かないイノカツ/LCTのAKが、飛躍的に使いやすくなります(^^

取り外す場合は、アッパーデッキを外して上側のスキマから
2㎜くらいのレンチやポンチで押し出すだけ。ある程度組み付けが緩い
個体であっても、ゲーム中は基本的にマガジンが刺さっているので
脱落して紛失する心配はほとんどありません。それでもなお心配な
場合は、上面がホップチャンバー下面に接しているのでそこに両面テープ
を貼ってやれば大丈夫でしょう。このあたりは試験期間1年の強みです(^^

複数のイノカツAKを持っている人でも、ゲームに持って行く1丁分だけ
手に入れれば事足ります。AKいっぱい持ってる人が持ってる数分買うと
なると結構な金額になっちゃいます。以前のAKグリップスクリューの
時はそういった方が多かったようなので、出来るだけ使いまわしができる
ようにと(^^


ガーダーのレシーバーでギリギリ圧入出来るくらいの寸法で作って
あります。ベークライト製で頑丈ではありますが金ヤスリで削る事は
出来るので、もしキツすぎる場合には個人で後加工も可能です。

個体差が大きいイノカツレシーバーなので、全てのものに完全無加工で
とは保障出来ませんが…、「上級者向け」という事で(^^;


最初NCで挽こうかと思ってましたが、今回のものはすべて職人に
よる手作業になるようです。さすが東大阪の町工場です(^^;



価格はこんなボンタンアメみたいな部品にしては高くなりそうですが、
INOKATSU / LCTのAKの構成パーツとしてはまあ普通の値段でいけそうです。

AK外装キットブームって少し下火な感がありますが、今でもそれを
使っている人はやっぱり本気のファンでしょうし、そういった方には
オススメなパーツになると思います(^^



※注訳

イノカツ/LCTキットを持っている人は「おお!」と思われるかも
しれませんが、知らない人にはサッパリなパーツなのでちょっと補足です。


イノカツ/LCTのAKキットのマガジンハウジング内側は、ホップチャンバー
やアウターバレルがそのまま見えてしまうくらい空っぽです。

そして、前側のマガジンキャッチが2段になっていて、その内側の段に
前側のマガジンリップを掛けてしまうと後ろ側も入らなくなってしまいます。

それをガンに目をやらず手の感覚だけでマグチェンジするのは中々難しく、
そのあたりが「クイックローディングに向かない」ところです。


そこで、その段差を埋めてマガジンリップを滑らせて「正位置にしか入らない
ようにする」ためのものが今回のパーツです。


VFCのAKシリーズの場合は前部マガジンキャッチは1段しか無いので
このパーツは必要ありませんし、構造が違うため組み込む事も出来ません。

イノカツをコピーまたは参考にとしたと思われるUnicorn、DanMaku、
CYMA(後期型)などのAKに関しては全く考慮していません。が、ほとんど
同じ構造に見えるので小加工で組み込めるのでは?と思っています。  


Posted by 明日香太郎 at 09:08その他雑記