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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」
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2010年04月12日
キルギス事情
先日政権交代?したキルギス共和国。
報道の内容を見ていると、ほとんどの場合「政権崩壊」って
なってますけど、どうみてもクーデターですね(^^;
軍事主導ではないにしろ、デモに乗じた野党支持派による
強行策でした。どうなるんでしょう。
キルギス共和国は旧ソ連より独立した際に、ソ連軍のいち方面軍
から移行した国軍を持ちます。
基本的に旧ソ連の兵器・銃器を使用しています。
主力戦車にはT-72、装甲車両としてBTRやBMPなど、
小銃・軽火器もAKM/AK-74を中心とした80年代ソ連装備ほぼそのままです。
空軍は固定翼戦闘機としてMig-21をソ連空軍より引き継いでいますが、
現在飛行可能な機体は無いそうです(^^;
数年前のキルギスでのイスラム武装組織による日本人鉱山技師拉致
事件においても、隣国ウズベキスタン空軍に支援要請をして空爆を
行っています。(ウズベキスタンの反政府組織の犯行によるもの
だからという意味もありますけども)
一応、空対地攻撃力としてMi-24とMi-8が数機~十数機キルギス空軍
に運用状態であるようです。
空軍施設のほとんどは、他国への賃借によって機能しています。
米軍においては対アフガン航空戦力の中継基地としてとても重要です。
ロシア・アメリカ両国に使用させており、今回のクーデターの
背景にもこれらの影響があると言われています。
現行のキルギス軍。メディア露出を意識した部隊だとしてもずいぶん
モダンナイズドされています(^^
ほとんどがソ連時代の木製ストックAK-74ですが、UTGのレイルシステム
に換装、オプティクスもEO-TECHのホロサイト。
マズルブレーキも一部PRIのようなものが付いてますが、SOPMOD-AKに
時々見るPRIですがAK-74用の大径ネジのモデルは無かったような・・・。
フラッシュハイダーくらい何かを参考に国産で作ったのかもしれませんが(^^;
件のクーデターでは、警察などの装備を奪った野党支持派が
大統領官邸を占拠。
さっきのUTG付きのAKも奪われちゃいました(^^;
デモから発展したとはいえ無血革命とはいかず、双方合わせて
1000人以上の死傷者が出たようです。
野党派の主張は旧与党の政治腐敗が原因だといいますが、
暴力によって得られた政治力もそう長続きするとは思えませんが・・・。
ちなみに、クーデターにより出来た「キルギス新政府」に対し、
ロシアはいちはやく国家承認に近い声明を出しています(^^;
米軍による空軍基地の使用継続も怪しくなってきてまして、グルジア
同様に米露両国の影響を受けた様相にみえます(^^;;