※2014年3月までの案内は税率5%、2019年9月までの案内は税率8%表示になります。
2019年10月以降は10%表示になり過去の記事の表示価格とのズレが生じます。予めご了承下さい。

過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2011年03月24日

被災地への支援物資に関して


昨今の震災にて、多くの方が被災地のために義援金を
お送りになっていると思います。

中には「物資を提供してあげたい」と考えておられる
方も少なくないと思います。


市町村単位での支援受付体勢はやっと整ってきた
ところでして、それでも多くは義援金の受付のみです。

大阪府の担当者とお話したところ、やはり義援金での
支援が一番助かるとの見解でした。


ですが、実際在庫として被災地で役立ちそうなものを
持っているという企業も多いとの事で、大阪府では
次の手続きで支援物資の受付が可能です。
(今回は大阪府での方法です。
 手続きは都道府県によって違うと思います。)



薬局を経営している私の知人が、医療用マスクの在庫が
沢山あるのでそちらを供出したいとの事で、府に
問い合わせしてみました。


大阪府災害等支援対策本部支援情報班
http://www.pref.osaka.jp/koho/tohoku_jishin/kigyo.html

こちらの窓口は原則企業(および企業レベルの支援物資)の
受付窓口です。個人からの受付はしていません。

同様の窓口が各都道府県に設置されている場合、お近くの
役所などに問い合わせればご紹介いただけると思います。


まず、いきなり物資を窓口に持って行ってはいけません

供出いただけるのは有り難いですが、何から何まで預かって
置いておく場所が無いそうです。


問い合わせする前に、物資の名称、個数、梱包状態の寸法を
把握しておいて下さい


今回の私の知人の場合は、「医療用マスク1万枚で65x55x40㎝箱5個」の
ような感じになります。


そちらを、上記支援対策本部に伝え、情報班にてリストアップ
します。

そのリストを被災地に送り、被災地から必要なものをピックアップ
してもらって、その後供出者に連絡をし指定の集積所に持ってきて
いただく、といった段取りです。

集積所まではご自身の運送手段にてお持ちいただきます


被災地からオーダーの無いものは、リストに記載していても
申し訳ないが連絡が行かない場合もある、との事です。

「ご好意で供出いただいているものなので、出来るだけ何かしら
 の形で役立てていくようにします」と仰ってました。


大阪府の場合、被災地への運送は陸上自衛隊が担うそうです。

運送にあたって、積車のスペース的なロスを出来るだけ無くす
ために、支援物資の梱包状態の寸法が事前に必要だそうです。


支援物資品目に関しては上記リンク先をご覧になって下さい。

当然新品の物資で、出来るだけ同じものが大量にあったほうが
良いそうです。

個人受付をしていないのはそのあたりが理由でして、個人供出
の単位の少ない物資の場合、管理に手間が掛かりすぎるためです。



海外被災地への物資支援などでも以前から言われてきたことです
が、衣料品などで捨ててしまうような古着を乱雑に箱詰めして
送りつける、といった事が多いようです。

衛生的な問題もある上に、サイズ管理の問題も出てきます。

その点、大手衣料メーカーなどでは、新品の肌着などをサイズ
ごと数千点単位で供出していまして、そういうものは本当に
役に立つそうです。


こういった事態ですし、皆の「何かしなければ」という想いが
強いのは分かるのですが、どうぞ実際の段取りに沿って行動
いただければと思います。
  


Posted by 明日香太郎 at 09:58その他雑記