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2011年08月05日

シリア騒乱


チュニジアの革命より端を発したアラブ地域の反政府デモ
ムーブメントは方々へ飛び火し、今はシリアが荒れています。

現在の事態は「シリア騒乱」と呼ばれていますが、もしこの
まま死傷者数の増加や内戦状態へ移行すれば、名称も変わって
くるかもしれません。

すでに数百人の市民が死亡、多数の負傷者を出しています。




シリア軍は最初に「反政府活動によって多数の兵士が殺害された」と
し、それらを鎮圧するために武力を行使したと報じています。

ですが、メディアに映されるシリア反政府デモ隊は皆武装して
おらず、デモ活動自体は10万人の大規模にも関わらず一連の
アラブ世界のデモ活動に比べて比較的落ち着いた印象を受けます。

ただ、一部反体制派の中には過激な抗議活動に移る者も居る
ようです。




シリア軍は歩兵や戦車を動員し、軽火器による攻撃を
行っていますが、デモ側の主張では「民主的なデモに
対する弾圧だ」という事です。



(シリア軍兵士)

元シリア軍兵士には「非武装の市民への攻撃を命令された」と
いう証言をしている者も居ると報じられています。

メディア・国連各国の声明としては、おおむね「シリア政府に
人権に対する侵害があるのではないか」という感じです。



(シリア政府によって関与したとされる武装勢力)

シリア政府は、反政府活動化の中に武装勢力がおり
それらがデモを扇動していると主張しています。

周辺国や、他の武装勢力の関与も噂されていますが、
デモの主流自体は民主的な主張のもとに進められて
いるようです。



この半年で騒乱の規模はどんどん膨れ上がり、死傷者
も増える一方です。

シリア軍内でも動揺が広がっているようですし、もし
一部の兵士が離反でもすれば内戦状態に発展しそうです
し、武力弾圧による死傷者がさらに多くなれば、国連
による介入もあるかもしれません。

また、一部地域では電力などのインフラをシリア軍が
切断しているそうです。




今のところ国連各国は介入に消極的で、非難声明・制裁
措置などに留まるようです。

反体制派(デモ隊)自体も他国の介入は現状では望んで
いないとされています。



リビア内戦もいまだ続いていますし、アラブ世界の動乱
は拡大の一途をたどっていますね・・・。  


Posted by 明日香太郎 at 18:17中東・アフリカ