※2014年3月までの案内は税率5%、2019年9月までの案内は税率8%表示になります。
2019年10月以降は10%表示になり過去の記事の表示価格とのズレが生じます。予めご了承下さい。

過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


twitterとミリブロ記事が連携してます
(http://twitter.com/@AsukaSewingKA)

2012年07月17日

シリア騒乱


反体制派(FSA Free Syrian Army)の総攻撃が開始された騒乱。

政府も完全に内戦状態であると認めており、反体制派も鹵獲した
車両や携行ロケットなどを使用し戦闘は激化しています。




反体制派の鎮圧は、政府軍(シリア陸軍)とは別に、親アサド大統領派
の民兵組織が加わっているとの事で、その民兵によって虐殺行為
が行われたという報道もあります。

それらの国民への弾圧行為の反動か、今回の総攻撃が開始されました。




FAL、G3や56式、M70(もしくはTabuk)など、ライフルは
中東一般のものです。武装組織出身ではない市民兵が多いFSA
ですが、使用する軽火器の流入ルートも気になるところです。




FSAは今年になってから武装化・組織化されていき、今は
統合本部を持つ組織になりました。

2011年初頭は小さなデモ運動でしたが、徐々に大きくなり
反政府運動から騒乱、内戦状態へと発展しました。




デモ隊が反政府軍になったのも国外からの武器支援によるもので、
シリア政府の転覆を目論むグループが加担していると言われています。

逆に、他国過激派グループには親アサド派も多く、それらの民兵も
シリア国内に入ってきています。民兵同士の戦闘も少なくないようです。





FSAの反抗になりふり構わずクラスター爆弾まで使用したといわれる
シリア軍の、それらの行動に対する非難・制裁決議の採択を進める
国連ですが、ロシアをはじめとする一部の国が反対を表明しています。




シリア情勢では他にも、先月下旬に公海上を飛行していたトルコ軍機を
地対空兵器によってシリア軍が撃墜した事件もあります。

当初は誤射との見方もあり、トルコ・シリア両軍が捜索をして
いるという報道もありましたが、トルコの捜索隊に対しても攻撃が
あったと後日トルコ政府より発表されています。

トルコ国内には反シリアグループの拠点も複数あり、トルコ軍機
撃墜事件も含めて両国の関係は悪化しています。


また、中東のもうひとつの火種であるイランも、今回のシリア内戦
にてアサド大統領を秘密裏に支援していると言われており、渦中の
二国の動向が気になるところです。  


Posted by 明日香太郎 at 18:19中東・アフリカ