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2010年04月04日

SVD用スコープマウント調整

SVD用スコープマウント調整
AKやSVDにスコープなどのオプティカルサイトを取り付ける
際に、SOPMODなどでなければレシーバー左側にあるレールに
サイトと一体化したマウントを取り付ける事になります。

そのサイドレールは実銃でもトイガンでも、メーカーや個体によって
微妙に誤差がありますが、それを解消出来る調整機構がPSO-1タイプを
はじめとするAK用スコープ類のほとんどに備わっています。


今回はそれの構造と調整方法の紹介です(^^

構造を理解すれば、おのずと調整方法も分かるというものです。


手元にライフルとスコープがある方はすぐに分かると思いますが、
持ってない人やこれからAKやSVDとスコープが欲しいという人の中には
「レール幅に個体差がある」とだけ知っていて、個体差によっては取り付け
出来ないと勘違いしている人も居られるかもしれません。

今後AKやSVDにスコープを載せたいと考えている方の参考までに(^^


SVD用スコープマウント調整

今回解説するのはロシアタイプのオプティカルサイトマウントです。

画像のPSO-1やPK-A、他にPOSPなどもほぼ共通のマウント機構を持ちます。

COBRAサイトや他のPKダットサイト、AK/SKS用のハイマウントタイプの
ものも、一部調整パーツが違ってはいますが、基本的な構造は同じです。


SVD用スコープマウント調整

マウント部分。上側の固定のツメ二箇所と、下側の可動するツメ一箇所
の合計三箇所で固定されます。

かなり簡素に見えるロック機構ですが、実際取り付けるととても頑強に
固定する事が出来ます。しかし、見方を変えれば、三箇所しかない
ラッチ部分にすべてのトルクが掛かっているので、構造的には無理を
させているとも考えられます。


実物(実銃用)のAKオプティカルサイトの場合、マグネシウム・アルミ
合金製の高圧成型品でして、手で調整・固定をする程度でしたらまず
破損の心配はありませんし、スコープごとライフルを地面に派手に放り
投げても破損しませんでした(私の話です(^^;)。

ただ、トイガン用に作られたもののほとんどがアルミ・亜鉛合金製の
低圧成型なので、取り付ける際も締め付けトルクが強すぎるとパーツの
破損やマウント自体の破損の可能性があり、ライフルごと落下させるのは
かなり危険です。


トイガン用スコープの場合、調整は緩め設定にするのが無難です。


可動・ラッチ調整式のマウントパーツ。

SVD用スコープマウント調整

四角いパーツがレシーバー側のレールを直接締め付けるブロックです。

マウント内側のスペースに沿って動くようになっています。


丸いパーツが、ロックレバーの軸のネジと噛み合っているロックナットです。

ブロックから少し飛び出たラッチと噛み合うように八箇所(45度刻み)で
溝が切ってあります。


SVD用スコープマウント調整

こちらがロックレバー。

シャフト部分にネジが切ってあります。ピッチは1㎜/1回転。

このネジピッチを利用した、ワンタッチロック機構がPSO-1タイプスコープ
の売り(?)です。


SVD用スコープマウント調整

ロックレバーのシャフトをマウントに取り付け、スプリングを入れて
からロックブロックを通し、ブロックごとスプリングを押さえロックナット
にラッチが掛からないようにしながら回します。

この時のロックナットの締め付け具合で、マウントパーツ内幅のイニシャル
調整が出来ます。


ロックブロックのラッチとロックナットのキリカキが噛み合うのは45度刻みです。

つまり、1㎜ピッチ(1回転1㎜)のネジで45度というわけですから、0.125㎜刻み
でのイニシャル調整が可能という事です。


ここで、締め付けすぎればマウント自体がレールに入らなくなってしまいますし、
緩すぎればロックレバーを締めても固定されなくなってしまいます。


SVD用スコープマウント調整

ロックレバーを回転させて最終の締め付けを行います。

ロックレバーの可動範囲は約135度。つまり約0.375㎜の締め付け幅があります。

ですので、ロックナットで基本位置調整を行い、取り付けをするレールの
幅+0.2~0.3㎜ほどにしてやれば、最後のロックレバーの可動範囲内で
丁度ロックさせる事が出来るというわけです(^^


ロックナットの調整範囲として、一般的にラッチ二箇所分くらいで「取り外し
も出来て、レバーを締めれば固定される」状態になりますが、二箇所の「キツ
い方」の場合、かなりの負荷がマウントに掛かってしまい、トイガン用
スコープの場合破損してしまう危険性が高くなります。出来れば「ユルい方」
で使用する方がいいでしょう。

トイガン用マウントをキツめ調整で使用していると、だんだんと変形し緩んで
いき、緩む→締めるの繰り返しの末破損してしまいます。


実物(実銃用)スコープの場合は、マウント剛性がかなりあるのでこちらも
緩めセッティングでOKです。実銃の場合は射撃の反動でズレるかもしれませんが、
トイガンの場合はほとんど問題ありません。また、頑強に固定されすぎるせいで
外しにくかったり、外れなくなってしまう場合もありますので注意が必要です。


トイガン用として購入出来るものの中では、リアルソード(RS)のもの、
G&Pのもの、クラシックアーミー(CA)のものが、たぶんノリンコの
79式(中国製SVD)用のもののパッケージ違いや刻印違いなので、実銃
用に準じた強度を持っていると思います。


SVD用スコープマウント調整

ライフル側のサイドレール幅も、トイガンの中でもさまざまでして、
手持ちのもののレール幅としては

RS SVD > INOKATSU AK > VFC AK

といった感じですが、全てPSO-1タイプスコープの調整範囲内です。



あと、同様の固定方法のトイガン用のAK/SVD用オプティカルサイトにて、
マウント内側にバリなどがあるものはそれらをキレイに取り除いて
から組み込むようにしましょう(^^

極僅かな調整幅ですので、バリひとつで取り付け出来ないという事も
あります。

丁寧に取扱いをすれば調整もスムーズに行う事が出来ますし、機構に
無理をさせないで使えば破損の心配も少なくてすみます(^^







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Posted by 明日香太郎 at 00:28 │その他雑記