アラブログ！(arablog!)

装備品改造でーす。


前面のウェビングの中にあるポケットはハサミを入れます。くの字のあのハサミです。

TMS、タクティカル・メディカル・ソリューソンズです。語呂が悪いですね。
メディック用装具専門のメーカーらしく、これを見るまで名前もロゴも知りませんでした。

上記写真のようにまずはウェビング貼り直し。改造前の写真と分解中の写真は忘れてました（＾＾；

元のバッグはとにかく作りが悪いです。強度も無く、これの持ち主も一度使っただけでショルダー基部が
千切れてました。
しかもこれ、基本は民間には出さないものらしく、これはタグにカットが入っていてそれが
放出品を表すらしいです。実戦で初っ端ストラップが切れたら賠償モノじゃないでしょうか？


（ロゴにカット入ってます）

メインの袋の縫製も、30番以下のスパン糸（BDU縫製糸くらい）で縫ってあり、分解時に
少しカミソリを当てるとあとは引っ張るだけでバラバラになりました。
又、内ポケットの縫製が表側ウェビングにかぶっており、ウェビングがむりやりズラしてて
コマの間隔がバラバラでした。それもある程度揃うように修正しました。

本体組み直しの時はもっと強度のある糸で縫いました。
下面周囲はダブルステッチにしました。


裏側こんな感じ。



上面と背面にカードスロットを追加してます。通勤に使うらしいです（持ち主）。
あと上面ポケット貫通でハイドレーション用のルートを追加。通勤中に給水するんでしょーか（＾＾；
写真忘れてましたが、下面にもウェビング追加して、別の荷物を固定できるストラップも作りました。

いたってオーソドックスな作りのバッグですが、少し面白いのはショルダーストラップが真ん中で
バックルにより分割出来、それを背面下端のバックルに接続すればバックパックになります。
こんな適当なストラップ配置で大丈夫か？と思いましたが、案外背負い心地は良かったです。


今まで海外タクティカルアイテムは「縫製荒いけど頑丈」というものが多かったですが、
縫製が荒くしかも弱いというのは初めてです。かなりボロクソに書いてますが、本当です。
これで150ドルからするらしいです。

でも、今のブラックホークのように工業品としてカッチリしたクオリティの安定は逆に面白味
が無く私には殆ど興味のないものになってしまいました。
ブラックホークでは今でも初期のアーバンアサルトが好きなのです。
そういった意味ではこのTMSは興味があり、今後他のアイテムも見てみたいと思います。


装備云々ですが、実は私はほとんどタクティカルギアを持ってません。元々収集癖が
無いので、ゲームで使用するもの以外は手放してしまいます。
ベストで言うと、今はV1タイプが3着とアークティスのチェストくらいです。他にポーチが少し。
なので友達のところに行ったりすると、装備品をまじまじと見ておきます。

全体のポーチ配置やデザインなんかは写真でも分かりますし、そもそもそれは自分が作りたい
ものがあるので参考にする事はありませんが、端々の生地やストラップの処理などはメーカー
により特色が出て面白い発見が多いです。特にUS縫製物は同じ部材を折ったり重ねたりして
別の機能を持たせているものが多いです。そのあたりの発見が私の装備品に対する「ファン」な
部分です。