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2008年06月19日

AKマガジンあれこれⅡ

AKマガジンあれこれⅡ
その2。


昨日のⅡ型マガジン(と思われるもの)に関しては今後また調べておきます。

RSの56式用マガジンは非常によく出来ているので、それがロシア旧型マガジンの代用品
として使えるのなら、民兵装備などには良さそうです(^^
むしろ今現在の民兵ならそのまま中国製56式のマガジンを使っている場合が多そうですけど。

トイガン用AKマガジンで、前後ラッチの両方が金属なのは現在RSのみ(のはず)です。
社外金属フレームに装着した時の感触がすごく良いのでオススメです(^^



先日、ユーゴスラビア製のAK(M70)用マガジンのボルトストップ機構の記事を書きました
が、今回中国製マガジンを調べていたところそちらにも同様の機構があるものが存在
する事を知りました。


AKマガジンあれこれⅡ
(中国製68式{63式}騎銃)

金属製AKマガジンは通常マガジンリップ側面を別のプレートで補強しているのですが、
これはその補強部までプレス製です。また、フォロアー後部に引っかかりがあり
ボルトストップ機構があります。63式の場合、56式騎銃(SKS)の着脱マガジン版で
して、エジェクションポートからのトップローディングも可能なのでそういったストッパー
が付いているのかもしれません。

AK互換ですが、一応中国のType68(実は63式)用マガジンとの事です。

よくType68と呼ばれる事が多いですが、欧米諸国に存在が知れたのが
68年のため「68式」と呼称されていたそうですが、中国軍採用は63年で
後から「実は63式だった(^^;」って感じになったそうです。

床井雅美氏のカラシニコフバリエーションには「63式」で紹介されています。



ユーゴマガジンと中国マガジン、微妙にプレスパターンが似ているのに
加えて、ボルトストップ機構まで似ています。

さらに、これは以前から思っていたのですが、プレスフレームの場合
M70と56式のリベット配置も似ているんです。
ロシア製AKMの場合バレル基部の固定はバレル軸の上側に2個並んで
リベットを配しており、大多数のAKMクローン(ライセンス)も同じ固定方法ですが、
M70と56式の場合はバレル軸を挟むように斜めにリベットが配されています。

「リベット配置が似ている」だけで、M70と56式は寸法や工程などはAKクローン
にしては珍しくパーツ共用が出来ないほど違っていますが、なぜか何かと
他国のAKMにくらべて共通点が多いのが気になります。

ライセンス時にロシアが「こういう造りだとどうかな?連邦以外のやつに
作らせてみよう!」って考えたのでしょうか(^^;

そもそもプレスフレーム以降の56式はロシアの正式ライセンスじゃないという
話も聞くので、見よう見真似で他のAKMとは違う構成になり、さらにそれを
輸入し正式採用したアルバニア(ユーゴのお隣さん)からの流出品をさらに
ユーゴスラビアがパクったので、ダブルコピーとなりM70は他のAKMと
比べて共通点が無さ過ぎるんじゃないかな?とも思います。

マガジンに関しても、56式用マガジンはボルトストップが無かったように思うのですが、
ボルトストップ有りの63式もアルバニアに輸出されており、ユーゴ周辺にも出回って
いるはずです。

全く想像の域を出てませんが(^^;
(ユーゴM70は他国のAKMと共通パーツが全く無いと言って良いほどありません)



話がものすごい飛びましたが、マガジンに戻ります。

米国では「ボルトストップ機構のあるAKマガジン」といえば、ユーゴ製と中国製という
認識が一般化しているようで、その機構をコピーしたアメリカ製マガジンもやっぱり
ありました。


AKマガジンあれこれⅡ

ファルコンアームスBHOマガジン。BHOはBolt Hold Openの略だそうです。


AKマガジンあれこれⅡ

チャイニーズコピーと紹介されてます(^^;

こういった感じにフォロアー後部が丸くなく、ボルト先端が引っかかるようになっています。


AKマガジンあれこれⅡ
(これはM70AB セレクターラッチ位置に注目)

そしてこのBHOマガジンは、やっぱりボルトキャッチ機構付きのセレクターとの併用を
念頭に置かれているようです。一緒に紹介されているところが多かったです。

 最終弾発射後ホールドオープン → セレクターにてボルトハンドルロック
 → マガジンチェンジ → セレクターリリース&装填
 って感じが1セットみたいですね。


AKマガジンあれこれⅡ
(こちらはどこぞのAKMクローンと加工セレクター)

クレブスカスタムのセレクターも含めて「Yugo Style」と呼ばれる事が多いみたいです。
やっぱり元祖はユーゴスラビア製らしいですね(^^



米国販売のAK用マガジンでは中国製がかなり多いみたいです。
本家ロシアや連邦各国には無い独特なものも多く、50連やそれ以上の超ロング
マガジンなども中国製がほとんどです。


AKマガジンあれこれⅡ

中国ノリンコ刻印のプラスチックマガジン。これはイカす(^^

こんなのあまり見たことないんですが、出回っているんでしょうか。
56式には微妙に似合わないようにも思います(^^;


AKマガジンあれこれⅡ

中国製40連マガジン。マガジンの特徴は中国製で、そのままロングになってます。

中国製RPKにはドラムマガジンが付いている場合が多いですが、これも元々
RPK用なんでしょうか。

中国製ドラムマガジンには75連(ロシアと同じ弾数)に加えて、100連というのが
あるようです。



AKマガジン中国編おわり。


(つづく)







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Posted by 明日香太郎 at 12:42 │その他雑記
この記事へのコメント
ユーゴと中国のAKはソ連から技術援助が得られず
リバースエンジニアリングで設計したから互換性が
低いそうです。

特に中国のは別工場のパーツでは共用が出来ないとか

月刊Gunでツァスタバアームズ社を取材した号を
もっていたのでちょっと探してみます。

あと、ブルガリアのアーセナル社製のAK用マガジンで
ステアーAUGみたいな透明のかっこいいのがあります。

これの実物使ってトイガン用にマガジン作りませんか?
Posted by ほじりーナ at 2008年06月21日 07:33
こんにちは。


なるほど、やっぱり中国とユーゴはライセンスじゃなかったんですね。
そりゃ連邦の外ですもんね~。

56式はともかく、M70系はよく考えられた構成をしていて本家AKMよりも
優れているんじゃないかと思うところも多いです。好きなAKのひとつです(^^


ブルガリアのマガジンの画像は色々ありました。透明のもマガジンフォルダに
入ってたので、次のマガジンあれこれⅢで紹介します(^^
ブルガリアAKMって口径バリエーションも多いですし、マガジンも色や
ディテールの違うものが沢山ありますね。

トイガン用でワッフルタイプはフィンランドバルメタイプばかりでブルガリア
タイプは少ないですが、半透明バージョンも出たら面白そうですよね。
私の場合はノーマルマガジンを使うので、昔のマルゼンのガスガン用
マガジンのように残弾が分かると便利なんですけど(^^;
Posted by 明日香太郎 at 2008年06月21日 10:46