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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


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2008年12月16日

過渡期AK

過渡期AK
56式につづくアフリカ他第三国AK編。


AKといえば今はAKMの各国クローンモデルが一般的で、オリジナルとしてメディア
露出が多いソ連/ロシアモデルや、スポーツバージョンや輸出が盛んな準先進国
モデルはその見た目の特徴から区別しやすいです。

ですが民兵が持つカラシニコフライフルでは、特徴的にどこのモデルが判別
付きがたいものも多いです。もちろん密造銃などは妙な外観で当たり前ですが、
ある程度ちゃんとした造りの量産品然としたものでも同様な不明モデルが見られます。



過渡期AK

プレスフレームで、ガスパイプ部分(アッパーハンドガード前方)にAK-47同様の
穴があるもので有名なのは56式ですが(AKMの場合はガスチャンバーとの継ぎ目に
放射状に穴がある)、こちらはフレームのリベット配置が56式とは違います。

ハンガリー製で同様の特徴のものもありますが、ハンガリー製の場合は
ハンドガード後ろ側の金属スリーブがありません。

ロシア製の過渡期モデルあるいは、ソ連時代の初期ライセンス品のいずれか
なのかもしれません。


ハンドガードやストック、ガスパイプ部分はフレーム構成などにより簡単に
互換しないものが多いので、ある程度は見た目の質感が近ければその銃
オリジナルの構成だろうと予測は出来ます。

マガジンやフラッシュハイダーの場合は同じ場所にある違うカラシニコフライフル
と混ざってしまう場合がありますが、逆に同じ場所に存在したライフルからどういう
経緯をたどったものなのかの予測も出来るかもしれません。

この画像の場合は、マガジンはユーゴスラビア製です。
アフリカではユーゴ製ライフル(M70等)がよく見られますので、この場合は
ここ現地で混同したと考えるのが普通ですけども。



過渡期AK

アフリカでも完全に地方です。政治的な勢力下にある民兵ではなく、外敵から
部族を守るために武装した村民ぽいですね。

こちらはレシーバーとガスパイプ構成などはAK-47ですが、ハンドガード後部の
金属スリーブがありません。フラッシュハイダーもAKMタイプのスラッシュカットです。

ですが、ハンドガード上下、ストックともに全て色味が違いますし、グリップは
プラスチック製のユーゴM70のものに見えます。

この場合はバラバラのAK用パーツを組み合わせた寄せ集めモデルだろうと
予測できます。こういった地域の場合、木製部分は手工芸により自作していると
思われるものもありますが、この画像のものはちゃんとシルエットが出ていますし
自作ではなく工業製品の寄せ集めだろうと思います。



過渡期AK

最近よく目に留まる、ストックをAK-47のように上下のハンガーで固定する
タイプのプレスフレームAKです。プレスフレーム56式であってもストックは
本体に基部を差し込んで上側のハンガーからネジで固定しますので、この
特徴のものの出所がいまだよく分かりません。

なんとなく雰囲気としてはハンガリー製かポーランド製のような気がします(^^;



過渡期AK

シルエットは曲銃床(ストックが垂れ気味)のAKS-47ですが、ハンガリーAMDタイプ
のフラッシュハイダーが付いています。ハイダーなんかは前述どおりどこかで混同
して付いている場合も考えられるのですが、AKS-47タイプ+AMDハイダーの組み合わせ
を全く別の画像でも見ますので、そういった仕様の輸出モデルがあるのかもしれません。

もちろんハンガリー製という可能性だけではなく、AMDタイプのハイダーをコピーして
取り付けている第三国メイドのものがあるのかもしれないです。



過渡期AK

一部別のものが混じっていますが、ほとんどがユーゴスラビア製M70またはイラク製の
コピー(タブク)です。北アフリカもしくはフセイン時代のイラク軍あたりかなと思います。

一番右手前のAK-47に見えるものも、ハンドガード後部のスリーブが無いので
ソ連タイプではないようです。中東から北アフリカあたりにかけては、中国に加えて
北朝鮮の兵器も輸出されていて、北朝鮮のものなどは資料も少なく時期による
特徴なども分からない事が多いです。案外そこらへんのものなのかもしれません(^^



過渡期AK

こちらはオリジナル構成と思われるルーマニアAIM。
ハイダーがラッチ位置より締め込みすぎているのか、ひっくりかえっています(^^;



過渡期AK

こちらもオリジナル構成と思われるハンガリー製AKMS。
ハンガリー製のAKMクローンの場合、グリップが特徴的ですので判別やすいです(^^

ミリタリータイプがAMD63/65で、こちらの木製ハンドガードタイプは元々輸出用
だそうですが、軍用(ハンガリー軍)としても使用しているようです。



イラクやアフガニスタンの場合比較的モダンなAK-47/AKMクローンが多いように
思いますが、アフリカでは半分くらいが判別不能です。50~60年代の過渡期の
モデルがその後のモデルと代替され、中古品として最終的にアフリカあたりに
行き着くんでしょうか。アフリカの場合政治的・宗教的なバックボーンを持つ勢力
が少ないようなので、そういった安価なものしか導入出来ないのかもしれませんね。







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Posted by 明日香太郎 at 15:01 │Gun
この記事へのコメント
新品の入手が難しい以上、有り物の部品で一丁でっち上げる。色々と妄想が広がりますねぇ。
Posted by イサカ at 2008年12月16日 21:32
ノリンコなんかは注文により刻印やら仕様の自由が効き易いと聞くので、出荷の時点でカオスな感じですね~
Posted by いぬっころ at 2008年12月17日 00:16
こんにちは


寄せ集めAKはあんまり無茶すると「これはないな」って感じになりますし、
無難にハンドガードをちぐはぐにするくらいから始めたほうがいいかも
しれませんね。


ノリンコがオリジナル刻印OKなら「Made in Japan」とかにしたら
ジャパンブランドだけ知ってる地域の人には受けるんじゃないでしょうか(^^;

現になぜか日本製と書いてある銃器や機械が多数出回っている
ようですが。まさかノリンコのしわざ・・・?!(^^;
Posted by 明日香太郎明日香太郎 at 2008年12月18日 13:08