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2010年07月04日
ロックミシン
前から欲しかったロックミシンを買っちゃいました(^^

ペガサス高速オーバーロックのサーボモーター付きです。
工業用ロックミシンでは私の周りではYAMATOのものが多かった
のですが、「PEGASUSのやつは良いよ~」と言われるうちに欲しく
なり、今回たまたま出物がありましたのでいっちゃいました(^^
作動が滑らかですし、電子速度制御のモーターのためコントロール
性も良いです。高速ミシンですが低速からステッチもキレイで使いやすい!
最大速度は8000rpmなので、針速度はミニガンよりも速いです(^^;
トイガンだろうがクルマ・バイクだろうが、”道具好き”になって
しまうと、道具選びが楽しくなる一方マシンコストは上がって
しまうような気もします(^^;;
オーバーロックミシンはコーティングのしていない生地などの
端末処理をするためのミシンです。端っこがホツレないように
縫う「フチカガリ縫い」をするための機械ですね(^^
裏側コーティングが掛かっていて、あまりホツレない装具用の
生地を縫うには無くても大丈夫です。BDUを改造したりする
場合も、ポケットを移設したりベルクロを付けるくらいなら
必要ありません。
軽い生地の小物類や衣料品をイチから作る場合などに重宝します。
最初の画像の工業用は、部屋に置くには大きく重いですし、
個人用のものを縫うには不必要な速度等の性能があります。
なので個人用オーバーロックだと次のものらへんがオススメです(^^

JUKIの卓上ロックミシン。1本針3本糸タイプ。
一応家庭用として売られていますが、衣料リフォーム屋さん
なども使うことから職業用ミシンとして扱われる場合もある
そうです。
(簡単に言うと 工業用⇔職業用⇔家庭用 で機材の規模が
変わりますが、明確な区分はたぶん無いです)
さらに小さいモデルだと「1本針2本糸」というものもありますが、
生地の厚みなどによって糸調子(糸の張り具合)が大きく変わる
ので私は少し使いにくかったです。機材が小さいのは利点です。
3本糸になると、針糸が1本と、2本あるルーパー(フチに糸を巻く
ためのアーム)に1本づつになります。説明は難しいですが、ある
程度の生地厚のものでもあまり調整せずに縫う事が出来るのです(^^

機能としては糸密度を変更出来るくらいです。
特化型なのが一部”職業用”と言われる部分なのかもしれません。
ロックミシンは一般的に生地の末端をカットしながら、カット面(辺)
をカガリ縫いしていくミシンです。針とルーパーの手前にはメス(刃)
がありますが、その前に押さえがありますので怪我をする事はそうそう
ありません。ですが高速作動させているときは少し怖いです(^^;
家庭用ミシンにも「フチカガリ機能」があるものもあります。

ジャノメの家庭用コンピューターミシン。
多種多様なステッチパターンに、簡単なネーム刺繍なども
出来たりします。ボタンホール機能も魅力的です。
一般的に家庭用のコンピューターミシン=多機能ミシン、です。
こちらもジグザグ縫いを利用してフチカガリをする事が出来ます。
末端をカットするメスは付いていませんので、生地の端に
合わせてジグザグ縫っていく事になります。
家庭用コンピューターミシンは一台で色んな事が出来る
万能選手ではありますが、それぞれの機能においては同じ卓上
ミシンで機能特化させた職業ミシンには適いません。
ですが普通の家では何台もミシンを置けないので、コレ一台
というのもアリですね(^^ 「何でも出来る」に嘘はありません。
服一着だって出来ちゃいます(^^
ロックミシンとしては大まかにこんな感じです。
ミリタリーホビーで自分の装具や戦闘服を改造する場合などに
適したものは、卓上ミシンとして以前も紹介した「職業用本縫い
ミシン」です。「本縫い」とは上下1本づつの糸で直線に縫う事で、
職業用本縫いミシンにはその機能しかありません。

10年くらい前のモデルですがJUKIのSPUR98というミシンです。
読みは「シュプール」です。今はSLシリーズと統合されていますが、
ミシン屋さんではだいたいシュプールで通ると思います(^^
今回の画像は卓上で使ってますが、セットの中に針板面と水平に
なる台と、膝で押さえを上げる事が出来るレバーが入っています。
作動も数段階のスピードコントロール付きフットペダルです。
家庭用ミシンの多くは手元スイッチで作動させますが、速度調整
レバーは別の場所にあるので速度変化させながら縫う事が出来ません
し、1針づつの作動も難しく、バックステッチもスイッチが別のため
中々に困難です(^^;
そこらへんが同じ卓上ミシンでも「機能特化型の職業ミシン」と
「多機能型の家庭用ミシン」の違いになってきますね。
自分用の改造品をするだけなら、このクラスの機種が最も
適していると思います。
重さも軽機関銃程度です。工業用ミシンは脚付きの重機関銃
くらいあります(^^;
上の画像のSPURが乗っかっているミシンは、革やナイロンなどの厚手
縫製用としてはとても良い機材をつくるKOSEIの上下送りミシンです(^^
ミリタリーで言うとタクティカルベストやプレートキャリアあたり
までは余裕で縫えるものになっています。逆に厚手用に特化して
いるため、軽い生地の小物類や衣料などには糸調子が強すぎて
縫う事が出来ません(>_< なのでこの画像では職業ミシンを
引っ張り出してきて作業しているんですね(^^;
このあたりの厚手工業用ミシンは、革やナイロン生地を縫うにはほぼ
最強の部類のものですが、ミシンとしての規模はまだまだ上があります。
畳を縫うミシンの針ストロークはすごいですし、ゴツいカーペットの
フチカガリをするロックミシンも特殊(でとても高価!)です。さら
にガラスウールを工場用ダクトごと縫い合わせるミシンなどの針は
ビックリするほど太いですし、糸もすでに糸ではなくステンレスワイヤー
だったりします(^^;
そんな超強力なものがあれば良いのかと言えば、私の厚手用ミシンで
薄い衣料が縫えないように、超強力ミシンではタクティカルベストすら
薄すぎて縫うのに手間取る、もしくは縫えません。
同じ軽火器でも、自動小銃、軽機関銃、RPGで用途が違うように
適材適所があるという事ですね(^^
(ミリタリー風にまとめてみました(^^;)
明日香縫製雑貨店

To foreign customer,please access to KABUTO online shop.
They will reply your order soon in English.
(http://kabutojapan.com/)

シャルワールカミース、シュマーグ、その他民兵装備、縫製装具製作販売。

Posted by 明日香太郎 at 23:17
│その他雑記
この記事へのコメント
どうもお久しぶりです。
最近ガンショップよりも商店街の手芸やさんが気になるソレイドです・笑
いや~いいですねニュ~マシン!
最近新しいミシンがほしくて仕方ありませんが、贅沢はいえないので今のミシンが火を噴いて壊れるまで我慢我慢です・笑
先日生地を買いに行ったついでに、ミシン部品で生地の端を折り返しながら縫える押さえ部品を探しに要ったら、お店のおじさんに
「ま~どちらかというとその機種は素人のオモチャみたいなものだからね~部品を扱ってる店ってないね。」と言われてしまいました・汗
確かに高い物ではないですが<ジャガー>をバカにするなよ・笑
ちなみにちょっといいミシンを進められましたが、
「素人だから必要ありません~」といって帰って着ました・笑笑
入らぬ話を書いてしまいましたが、作業場の工事おわりました~?
最近ガンショップよりも商店街の手芸やさんが気になるソレイドです・笑
いや~いいですねニュ~マシン!
最近新しいミシンがほしくて仕方ありませんが、贅沢はいえないので今のミシンが火を噴いて壊れるまで我慢我慢です・笑
先日生地を買いに行ったついでに、ミシン部品で生地の端を折り返しながら縫える押さえ部品を探しに要ったら、お店のおじさんに
「ま~どちらかというとその機種は素人のオモチャみたいなものだからね~部品を扱ってる店ってないね。」と言われてしまいました・汗
確かに高い物ではないですが<ジャガー>をバカにするなよ・笑
ちなみにちょっといいミシンを進められましたが、
「素人だから必要ありません~」といって帰って着ました・笑笑
入らぬ話を書いてしまいましたが、作業場の工事おわりました~?
Posted by ソレイド
at 2010年07月04日 23:42

こんにちは。
ミシンはあくまで道具なので、それで何を作るかが問題ですよね(^^
生地の端っこを折って縫ったり、テープで縁取りしていく部品は
「バインダー」や「ラッパ」と呼ばれています。それを取り付け
するには工業用ミシンと職業用ミシン共通の取り付けネジ穴が
針板の横に空いているのです。
もちろん規格外だから取り付けできないという事はなく、ミシン自体
を加工・改造してしまえばいいんです。道具なんで作るものに合わせて
仕様変更しちゃえば問題ありません(^^
実際私が使っているバインダーも作るものによってワンオフで
作ってもらっています。もちろん既製品もあります。
端っこを二つ折りするくらいなら、ホームセンターで売っている
薄いスチール板を切り抜き折り曲げて作る事も出来ますよ。
固定する部分は針板を止めているネジでもなんでもいいですし、
スチール板を曲げたものをコテで溶かしたハンダで固定すればOKです。
真鍮エッチングモデルをハンダで組み立てるような感じです(^^
ミシンはあくまで道具なので、それで何を作るかが問題ですよね(^^
生地の端っこを折って縫ったり、テープで縁取りしていく部品は
「バインダー」や「ラッパ」と呼ばれています。それを取り付け
するには工業用ミシンと職業用ミシン共通の取り付けネジ穴が
針板の横に空いているのです。
もちろん規格外だから取り付けできないという事はなく、ミシン自体
を加工・改造してしまえばいいんです。道具なんで作るものに合わせて
仕様変更しちゃえば問題ありません(^^
実際私が使っているバインダーも作るものによってワンオフで
作ってもらっています。もちろん既製品もあります。
端っこを二つ折りするくらいなら、ホームセンターで売っている
薄いスチール板を切り抜き折り曲げて作る事も出来ますよ。
固定する部分は針板を止めているネジでもなんでもいいですし、
スチール板を曲げたものをコテで溶かしたハンダで固定すればOKです。
真鍮エッチングモデルをハンダで組み立てるような感じです(^^
Posted by 明日香太郎
at 2010年07月06日 15:56
