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2012年02月02日
リビア武装トラック&民兵
新政権が発足し数ヶ月が経ちますが、いまだ混乱状態の
リビア情勢。
国際的には「カダフィ大佐の独裁により国民は民主化を
求めている」といったアナウンスがされていましたが、
カダフィ氏亡き今でも、新政府たる国民評議会の言う事を
聞かない親カダフィ派がいまだ少なからず居るようです。
一部はコミュニティごと地域自治を宣言し、評議会部隊と
銃撃戦をしているところもあります。
国民評議会自体も、元カダフィ軍兵士への拷問や、武器・
兵器類の不透明な運用など、国際的批判にさらされてきました。
武装トラック続き。テクニカル以外にも色々(^^;

連装SAM搭載型トラック。携行SAM以外にも
この手の車両を元国軍兵士が運用しているようです。

軽火器でも民兵装備としては最新の部類になるものが多数
流出してしまっているようですが、SAMのような地域の
パワーバランスを崩すような兵器も多くリビアから出て
しまったとの事です。
一部はスーダン経由でイラン革命防衛隊(イラン国軍
の一部)に渡ったとされ、イランでは導入が難しかった
これらSAMのような先進国製の高性能兵器も含まれて
いるそうです。

元国軍兵士が運用する携行SAM。ロシア製ストレラ。
これら歩兵用火器はイラン以外にもナイジェリアの
過激派グループに渡ったとみられているようです。

ナイジェリアにも一応空軍があり、こういった対空火器で
ヘリや輸送機などが撃墜されないとも言えません。

ガモンSA-5対空ミサイルシステム。カダフィ軍の防空施設
より持ち出して来たようです(^^;
冷戦時代のソ連製で、爆撃機や高高度超音速偵察機を迎撃
するためのものです。核弾頭も搭載可能な逸品。

全長10mの大型ミサイルです(^^
そもそも、サブシステムがかなり大掛かりなはずですが、
ランチャーだけ持ち出して来たんでしょうか。

ピックアップの荷台に荷物などを山済みの状態で、ロケット
運用して大丈夫なのかな?と思ってましたが、こんな感じ
になっちゃうようです(^^;
そりゃ50口径ライフルの発射ガスでも結構凄いのに、数kgの
弾体の初期加速のバックブラストならそうなりますよね(>_<

大型ロケット水平発射。
さすがにこのサイズになると皆離れて見ています(^^;

ロケットを車載ステーに取り付け中。
路面にゴロゴロ転がしながら作業しても大丈夫なんですね。


イケメン民兵。
迷彩のベストにグリーンの作業着の裾を靴下にイン(^^;
男前だと何でもキマるという典型です(>_<
独立自治を主張する一派と国民評議会との衝突や、評議会
内部での派閥争いなど、リビア騒乱は周辺国に影響を与え
つつまだ続きそうです。