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2011年02月07日
エジプト情勢
混沌としているエジプト情勢。
チュニジアのデモによる政権交代から波紋した反大統領運動に、
デモの鎮圧や暴動による死者数は300名を超えていると言われいます。
ムバラク大統領の辞任表明も今年9月の大統領選挙に出馬しないと
いう意味なので、即時辞任を求める反ムバラク派のデモは続きます。
そんな最中、ヨルダンとイスラエル寄りのパイプラインが何かしら
の要因で炎上中。「攻撃」「破壊工作」などとも報道されていますが、
その影響でヨルダン・イスラエルへの送油はストップし、デモの
波紋は中東諸国に大きく広まっていきそうです。

投石からポリカーボネイトシールドで身を守る機動隊。
隠れてない警察犬が可哀そう(>_<
民主的なデモのはずですが、一部血気盛んな人たちにより
暴動状態になってしまい、皆が興奮した状況ではすぐに周囲に
広まります。
当然ですが基本は非武装です。デモですので。

メディアの人間もデモ隊側に多数入っています。
昔のデモや暴動では、撮影後にフィルムを物理的に輸送
するしかなかったですが、今は衛星通信機でダイレクトに
送信する事が出来ます。
電話・ネット回線遮断などの物理的措置をしても、中々
隠蔽しきらないですね。
キッカケとなった隣国チュニジアの2010年末ジャスミン革命も、
インターネットによる呼びかけにより実現したと言われています。
ネットのグローバリゼーションを受け入れた国家では、情報
統制による独裁は不可能なのかもしれません。という事は、
当然その逆も、と考えられますね(^^;

一部デモに同調する国軍兵士も出てきています。兵士も
国民ですし、体制に講義する権利はあるはずです。
ただ、そこで武力行使に出てしまうとクーデターになって
しまいます(-ω-

ナイフなども厳禁のはずですが、何かしらの武器を手にして
いるデモ参加者も少なくないようです。
このあたりから垣間見るに、完全に民主的な抗議によるデモ
ではなさそうです。
クーデターによって出来た国家であっても、そのご平穏ならば
良いという考え方もありますし、外国人がとやかくいう部分
では無いのかもしれません。
ですがエジプトなどでは隣国に多大な影響を与えかねませんので、
あまりこういった武装闘争は・・・と思います。
もちろんいわゆる「クリーンハンドの原則」が適応されない
状況なのでこういった事になってしまっているんでしょうけども(-ω-

施設警備にあたる国軍兵士。
暴動以外の場ではそれほど緊張感がないのか、表情も
緩んでいます。
ライフルはエジプト仕様のMPi-KMS。戦闘服などは以前
よりも随分近代化されたと思いますが、軽火器はあまり更新
されてないようでほとんど皆MPiです。

炎上する与党本部ビル。

疲れた表情の兵士。

軍隊や警察ではない、大統領支持派の方々らしいです。
マフィアみたいな風体が恐ろしいです(^^;
写真ひとつひとつで、その場その場の感想や意見は出てきますが、
中々実際の状況までは分かりません。
ただ、ムバラク大統領が即時辞任したり、政府機能を維持出来なく
なった場合でも、このデモはマトモに終焉するんでしょうか。
現政権を打倒した際に、主権を握るであろう革新派政治家の
名前は数人上がっていますが、皆祭り上げられているだけなのか
その後のビジョンがあまり見えてきませんね。
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Posted by 明日香太郎 at 22:27
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