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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


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2009年12月19日

ロシア回転式機関銃


ロシアの15mm口径以下の回転式"機関銃"です(^^




Mi-24の電動ターレットに取り付けられたYak-Bマシンガン。
4銃身の12.7㎜機関銃です。

後期のMi24にはほとんどが30㎜のGSh-2-30Kが装備されて
いますが、ハインドと言えばこの機関銃のほうが私には
馴染みがあります(^^




12.7㎜のガトリングガンはなぜかあまり流行っていません。
アメリカの3銃身12.7㎜機関銃「GAU-19」も、車載などで
一部使われているくらいです。航空機用の20㎜以上のものと、
対人用の7.62㎜のものの中間で中途半端なのかもしれません。




Mi-24は12.7㎜カートリッジを1500発近く装弾可能です。

ロケットやミサイル、投下型の爆弾などの装備搭載数、搭載量
も武装ヘリの中ではトップクラスですが、Mi-24がガンシップ
と呼ばれるにはやっぱりこの機関銃でしょう(^^


ファイアレートも最大5000rpm(80発/秒以上!)と歩兵支援火器
としては心強いものです(^^

同じクラスのGAU-19が最大2000rpmなので、やっぱりロシア製は
発射サイクル重視です(^^;





アメリカのミニガン(M134)に相当するのがこのGShG-7.62機関銃。

4銃身でカートリッジは7.62x54Rをリンクレスシェーダーで給弾します。
リム付きのナガン弾をシェーダーで給弾って結構難しそうですが、
大丈夫なんですね(^^;




こちらもヘリ用で、Ka-29に搭載されています。ミニガンのように
車載用としてはあまり利用されていないようです。

Yak-BとGShG-7.62も航空機関砲同様にガスオペレーションでして、
電源のバックアップ無しで作動出来ますので(電動ターレットは別
として)、これこそ車載用にすればM134以上に使えるマシンガン
になると思うのですが…(^^;


ファイアレートは6000rpm! M134の倍です(^^;

Ka-29は7.62x54Rカートリッジを1800発装弾できます。




Ka-29のたぶん機首でしょうか?可動ターレットにGShG-7.62が
取り付けてあります。どうも手動式ターレットのようで、
これなら機体が動いていない状態でも射撃できそうです。

ブラックホークダウンで墜落状態のUH-60ではミニガンが使用
出来ませんでしたが、Ka-29なら…。射角は限られますが(^^;



ロシアガトリングガンはこれで終わりです。

AK-47に代表されるロシア製軽火器は、どちらかと言えば
発射サイクル控えめで堅実な設計と用法という感じがしますが、
航空機搭載型になったとたんハイサイクル一辺倒でした(^^;


旧東側の工業品というのは質実剛健なイメージを私もずっと
持っていますが、その方向性はひとつではなく「必要な機能
に最重点を置く」ということで、他の部分は工業技術の兼ね
合いで切り捨てられたりしちゃってるんでしょう(^^;  


Posted by 明日香太郎 at 23:28その他雑記