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過渡期終焉装備サバゲ「DISASTERZ(デザスターズ)」


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2008年04月09日

SuperZOIL


ケミカル品です。PAPAコーポレーションの「SuperZOIL(スーパーゾイル)」。
バイク用ケミカル品として結構有名です。




スタンダードはこんな感じの4サイクルエンジンオイル添加剤。
金属表面改質剤!とかいう怪しいケミカル。
塩素系酸化剤で金属表面に酸化皮膜を作り自己潤滑&耐磨耗性アップらしいです。


自分のバイク(SS900)に入れたところ、確かにアイドリングが安定傾向に…。
以前が悪すぎたのもありますが、ジェッティング(私のSSはキャブなので)と
アイドリング高めセットのがたぶん効果ありそうです(^^;

こういったケミカル類は往々にして「調子を崩した機関をゴマかす」働きが
あります。

使ってから成分を知って、日本車ならまだしもパッキンが弱いイタ車に使って
大丈夫だったんだろうか?と思わないでもないです。(後述)


4サイクルエンジン用は置いといて、エアガンに使うならまずはグリスタイプ。



中身は透明度の高い琥珀色のグリスです。粘度はやや低め。
定着性(と言うのかな?)は高いようで、電動ガンのギアに薄くつけてもかなり
の間「うっすらと濡れたような感じ」が続きます。多めにつけても粘性が低いので
飛んでしまいます。

6年前くらい、ハイサイクル改造をする際に何種類かグリスを試したんですが
効果が違ってきたのはこのスーパーゾイルくらいです。

当時はVer2メカボックスにFAMAS用のスパーとべベルを入れて(頑張ればセット可能)、
安上がりかつ高速ギア比仕様にしていたのですが、そこはノーマルギアなので
ニカド14セル(定格16.8V)くらいで回しているとすぐにギアの歯山が無くなっちゃいました。

色々グリスを試したところ、スーパーゾイルの場合だけ明らかにライフが伸びました。
まあ、他がラジコン用とかそんなのばっかしだったので、単に「まともな機械用グリス」
だっただけかもしれませんが(^^;


グリスとしてはそこそこ良い感じなのですが、弱点はメチャメチャ樹脂やゴムを侵します(^^;;

注射器型のグリス注しを使っていたのですが、それのピストンカップゴムがグリスの塩素?で
倍くらいに膨れ上がってしまいました。昔ガチャガチャであった水で膨らむワニのように。

前述の車両用途の場合、ある程度ケミカル耐性のあるガスケット類でしょうから大丈夫
だとは思うんですが、トイガン用プラスチック(ABSなど)は過激な成分にはすこぶる弱いです。
スーパーゾイル使用時には注意です。メカボ駆動部に使用する場合は、純正ピストンや
軸受けには注意ですね。

そもそも工業用潤滑剤は「プラスチックOK」とあるものでもそれは「工業用プラスチック非侵性」で
あって、ABSはガンガン侵します。信越シリコーンのプラOKのシリコンスプレーを電動ガンに
吹き付けると派手に溶けます(^^; エアガンにはエアガンメーカーのエアガン用オイルが無難です。



お手軽スーパーゾイルではグリスに加えて「スプレータイプ」があります。



4サイクルオイルと同じものを吹き付けているわけではないと思います。
感じとしてはちょっとコッテリ気味のオイルスプレー。556の濃い方くらいです。

スーパーゾイルの良いところは、あまり不快な臭いがしないところです。
ですが成分はたぶんかなり危険なので注意。


スーパーゾイルスプレーは、あまり動かないけど細かい部品が入り組んだところに
向いています。元々はバイクのチェーンやベアリング用。

私は最近だと、イノカツAKMSのストック基部に使いました。最初は固定ストックかと
思うほど渋かったのですが、スーパーゾイルのおかげでスムージーです(^^



ケミカル品は凝りだすときりが無いですが、ノーマル電動ガンでしたらノーマルグリス
類がベストでないにしてもベターなんだと思います。
なので最近はもっぱらマルイの赤と青のチューブのグリスです(^^;


ケミカルにも「良いもの」「悪いもの」「無難なもの」などあるでしょうが、一番大きな
違いは「有るか無いか」です。どういう事かと言うと、グリス・オイル切れの状態で
動かして首を傾げている人が結構多いのです(^^;;

久しぶりに出してきた電動ガンがまともに弾を発射しない場合は、とりあえず
チャンバーにシリコンオイル(もちろん純正)をひと吹きしてみましょう。

中身を改造している人で、シリンダーの潤滑をグリスではなくオイルにしている
場合も、そのオイルが保管中に飛んでいる場合がかなりあります。

私がショップ店頭に居た頃の、エアガン不調理由第一位が「油切れ」でしたし(^^;;  


Posted by 明日香太郎 at 11:15その他雑記