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2008年04月06日
アクラポヴィッチ
バイク乗りなら知ってるアクラポヴィッチ(以下アクラポビッチ)のマフラー。
旧ユーゴスラビア領スロベニア製のエキゾーストシステムです。
そういえば旧ユーゴ領のものが以前家にあったなと思い出しました(^^;

アクラポビッチの「アクラ」は、ご存知ロシア語・スラブ語圏で「さそり」を意味する言葉です。
アクラポビッチのロゴマークもそのまんま蠍。
創設者がアクラポビッチという人だったので、そのままこのブランド名になったようです。
アクラポビッチは「アクラの息子」という意味のミドルネーム。マクドナルドで「ドナルドの息子」
みたいなもんです(^^
スロベニアがユーゴスラビアから独立し、欧州に進出する際に最初は「スコーピオン」という
英名ブランドだったのですが、同名のパーツメーカーがすでにあったのでオリジナルの
「アクラポビッチ」に戻したそうです。

DUCATIの1098用マフラー。
1098と1098Sは名前通り1100ccクラスですが、次の新型1098Rはレースのレギュレーション
変更によって1200ccになるそうです。ツインで1200ccって高回転まで回るんでしょうか(^^;
お値段も素晴らしく、チョイノリ100台分くらいします。
アクラポビッチのエキゾーストシステムは優秀で、一時期はWSBにおいて日本4メーカーの
全てのワークスマシンが同社エキゾーストシステムを採用していました。
品質の高さもさることながら、もちろんレースで勝てるスペックを有していたからです。
しかもワークスには無料でマフラーを製作するそうです。
ピストルのCZ75といい、東ヨーロッパ製のものは工芸品的なクオリティを低コストで
作れるのが90年代の売りでしたが、今はもうそうはいかないみたいですね。
私のは、ZXR750RにZX-7R用のものをどうにか取り付けていました。ZX-7Rとは
エンジン形式が共通なので、あとはステーの問題で半ば無理やり(^^; ZXR用が
無かったので(^^;;
マフラーのスペックがどうとかいうほどは走らせていませんでしたが、それほど
五月蝿くなく、排気音は高音で結構好きでした。レーシングマフラーでしたが
車検もそのままパスできます。
当時ZX-7Rはカワサキワークスのホモロゲーションモデルで、7R用のWSBスペックの
「エボリューション」というグレードが欲しかったんですが、バイクのマフラーなのに
50万円くらいしたので諦めました(-ω- レースやるわけでもなかったですし…。
「東欧製なのに高いな!」と思った記憶があります。
ここまで読むと、東欧ファンのバイク乗りはアクラポビッチが欲しくなるはずです(^^
今はスリップオンの汎用サイレンサーなどもあるようですし、どのバイクにもどうにか
取り付け出来ます。モタードだろうがデカスク(ビッグスクーター)だろうが。
私は今はイタリア製のテルミニョーニ(というブランドのマフラー)ですが(^^;;